昔の布団柄の生地とは思えない新鮮さです。
やはり更紗模様は永遠なのでしょう。
引き続き、布団側にこだわって製作したいところですが、
次は娘のドレスを薔薇柄の生地で縫うことにしています。
ちょっとお預けです。
先回私らしさについて考えてみて、
自分のオリジナリティーのなさにがっかりしました。
でも考えてみれば、独自性を誇っても、誰にとっても、
それは自分一人で生み出されるものではなく、
他の人や過去の作品に多少なりとも影響を受けて、
生み出されるものではないでしょうか。
服飾に限らず、芸術や文学、科学の分野でも言えることでしょう。
倣うと自分らしさが失われるのではないか,
と思えるかもしれません。
でも,そうなるとは限りません。単に影響を受けるだけでなく、
それをべースにしつつ、自分の個性やアイデアを反映させたり、
自分の新しい境地にたどり着くことができますね。
三枚目のお写真は孫が一年生の時の絵です。
幼い子は、オリジナリティーあふれた絵を描くので楽しみです。
ちなみに私が幼稚園の時のコスモスの貼り絵の時間の話です。
周りのみんなの絵がきっぱりと整った奇麗なのをみて、
自分のがとても下手に思えました。
でも思いがけないことに、先生は、皆に
「花瓶の中のコスモスの花を良く見ると、
蕾のやら、横を向いたのも下を向いた花もありますね。
良く観察して書いてあります。」と褒めてくださったのです。
昔から独自性には欠けていたものの、
忠実にものをみる子供だったのかもしれません。
ものごとをまた違った観点から見るならば評価もさまざまですね。
だからいつも人と比べてがっかりしないようにしましょうね。
パウロも聖書の中で次のような実際的なアドバイスを与えています。
「各人は自分の業がどんなものかを吟味すべきです。
そうすれば,他の人と比べてではなく,
ただ自分自身に関して歓喜する理由を持つことになるでしょう」。
(ガラテア 6:4)




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