変更の内容は『ビール系飲料の税率を一律にする』ということだった。複雑怪奇なルールで勝手なことをやってきた奴らにしてはまっとうなと思うかもしれないが、ちょっと待て!取り易い所から取ると言う態度はまったく変わっていないじゃないか。
上の表をご覧あれ。財務省のHPではさっぱり判らんので、1本あたりの税額を出してみた。そもそも酒の税率はデタラメである。唯一、理にかなうと思われるのはアルコール度数に応じて酒税を上げるところ位だ。最初にちゃんとした原則を作らず、取りたい所から取った結果、あちこちの勢力から叩かれまくり、訳の判らんルールにしてしまったとしか思えない。上記の最大勢力は海外だろう。
昔の焼酎はアホ程安かったのに比べ、輸入ウィスキーの高かったこと。ジョニ黒やターキーが1万円ですぜ。それがちょっと前なんぞ、英国の友人から『なんでイギリスよりスコッチが安いんだ』と文句を言われた程だ・・・俺に文句垂れるなよ。
今回のビールに関しては、ヴィルヘルム4世が公布したビール純粋令を支持するので、基本麦芽100%のビールしか飲まない事にしている。現在350cc缶で77円も取られている酒税が55円になるのだから個人的に言えば、変更は痛くも痒くもない。腹を立てているのは、製造元がさんざん苦労して作り上げた発泡酒というカテゴリーを潰すのが見え見えだからだ。
そもそも枠を作ったのは役人だ。その枠に合うよう努力した企業に詫びや変更による損害責任も取らず、いい加減なことばっかりやるなよ。更に言うならば今は酒税が含まれた価格に消費税がかかっている。本来なら本体価格から酒税77円を引いたものに消費税をかけるのが正しいのだが、そんな面倒なことをやっているだろうか。酒だけではないガソリン等も同様に2重課税されているままだ。
BeatlesのGeorgeは『運転するなら道路に、座りたきゃ椅子に課税してやる。寒けりゃ暖房、散歩するなら足にかけるぞ。俺は税務員だからな』と歌った。奴らを見ていると、これが冗談には聞こえんのだ。救い難い奴らめ。
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