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地味な面白さ

得体のしれない病気が流行り出した。致死率は20~30%。香港から飛行機に乗ったおばちゃん、日本人のサラリーマン、香港のにいちゃん(中国人)が倒れるとその人たちとつながりのある人たちが次々に倒れる。一人の医者が危険を冒し、禁じられたウィルスの培養に成功するが、ワクチンは肝心の罹患サルが全滅し抗体がとれない。

先日借りてきたDVDの映画コンテイジョンだ。今までのパンデミック映画ならすぐに死の街になる。ホラー映画に至っては、倒れて死んだはずの奴が起き上がって周りの人間をかじり出す。軍隊はパニックに陥った暴徒に発砲する。だがこの映画ではそういうことは一切ない。暴徒もアメリカにしては大人しい?のだ。

分析の結果、病原菌はコウモリから豚を経て人間を襲いだしたと判ったが、経緯は依然謎のまま。その内やっと身体頑健なエテ公が現れ、なんとかワクチンの試作完成し、勇気ある女医が自分の体で実験する。ワクチンは有効であった。

ワウチンの増産は開始されたが、なかなか行きわたらず誕生日による抽選でのため、全員に行きわたるには1年を要した。この間、ジュードロウ演じるブロガーが世の中を引っ掻きまわす。パニックの暴動は起きるが、発砲はない(一部小さな発砲事件はあるが警察による大規模鎮圧なんぞ無い)

要は人間ドラマなのだ。最初に罹患した香港帰りのおばちゃんは家に帰るまで、浮気相手を始め接触者に病原菌をうつし、最後は夫と息子を病気にさせて世を去る。息子は助からなかったが、夫(マット=デイモン)は回復する。但しその後、完全に回復したかを判断する間、離れて暮らしていたため一人無事だった娘と隔離された生活を送る。

ワクチンが行きわたる間、人々は接触を避けひっそりと暮らす。店を襲ったりするシーンもあるのだが、単発的だ。娘とボーイフレンドが会うことを禁じた父親だが、双方のワクチン接種が完了した日、二人だけのプロム(高校卒業パーティー)を開く。接種日の関係で1年近く会えなかった二人のダンスシーンが感動的。

こういう、ひたすら地味な映画なのだが…一気に観てしまった。最後にコウモリとブタのつながりが判るのだが、ここは賛否が分かれるかも。ただ、汚い中華料理屋は美味いというこれまでの考えがちょっとだけ薄まったことは間違いない。

コメント一覧

ひげぼーず
そうなんよ。ライブレポートが減っている・・・違うか??恋愛話はここに書けん。まぁ人に言えないよーな話は最近ないからなぁ(笑)
やっぱりオリンピックにもロックバンドがでてこんとあかんやろ。WHOは偉大だ。Rogerクンちゃんと声が出てたよなぁ
やっくん
最近食いモンと映画の話が多いねぇ。。 まぁ色気も無くなったんかもしれんけどたまには恋愛話が欲しいね。(嘘ですよー!!)
1960後半から70年代にかけてのBritish Rockの話でもしてよ。
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