仕上がったものは、有料用の作業着棚に保管されるのだが、けしからんことにそこからぼーずの上着だけを失敬してゆく輩がいるのだ。無料の貸し出し用スペアーがあるのに、傍迷惑な奴め、まったく。
予見した犯人像の種明かしをすると、ぼーずの上着が合うくらいだからデブ。自分のがきつくなってきたのに、サイズアップを言えないから盗って行くのだろうということで見栄っ張り。プレス代をケチる奴で、上しか着用しないからデザイナー(彼らは作業着の上しか着ない)と決め付けた。
こーゆーアホを言うのも、先日見たアメリカの連続TVドラマ『クリミナル・マインド』の影響だろうか。FBIの行動分析課を描いたドラマなのだが、犯人像をプロファイラー達が築いていく経過が面白い。と言っても全面的に納得するわけではないし、筋自体に無理がある設定の時もある。
一番酷かったのは2人の連続殺人犯が競い合って殺人を犯す話だ。一人を知的とマスコミに発表し、もう一人を無視する。前者が捕まると無視された方は警察へ抗議に押し入り逮捕される。いくらなんでもこの筋は無いだろ(笑)。これじゃギャグじゃないか。
強盗にあった婆さんが警察に聞かれ『ハゲの醜男、どうやっても女にもてないタイプ』と答えたのがそのままニュースで流される。怒った犯人が『あんまりだ。もてるかもてないか、見てもらおうじゃねぇか』と自首してくるのがオチだった。長谷川町子さんの名作?『いじわる婆さん』の話を思い出した。
作業着の失敬犯探しは難航している。プロファイルに相当する人物が思い当たらん(笑)。あれから取られなくなったのはぼーずの努力による。仕上がるや否や、引き取っているので取られる間が無いからだ。今度新品の上着に針でも仕込んで置いてやろうかと思っているが、忘れて自分が着てしまいそうなのが怖い。
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