量販店にはこのTVとほぼ同サイズの液晶画面付き携帯が多数出ていた。気になったのはその内の一種。ワンセグというデジタルTVが見られるものだった。画質を見て唖然とした。小さいにもかかわらず非常にクリアーで、全身が写っている人間の顔がはっきりと判る。外野のグリーン上を転がっている野球のボールですら認識出来るのだ。
よせばいいのについTVにつられて、これを買ってしまった。番号持ち出しで、auに変えてやろうと思っていたのに・・・更新してしまった(笑)。話題の通信料0円という奴である。これについてはカラクリの種明かしがいたるところでされているので、これ以上は言わない。機種変更も只と言うが、本体料金を24ヶ月払いにされただけで、結局その総額は2万を越える。
パケ放題も只で付くが、無料期間は契約後2ヶ月だけで、そのまま調子をこいてインターネットをやれば、3ヵ月後から法外な料金が請求されることは火を見るより明らかだ。これは即座に解約してやろうと思った。一つ問題が発生。充電ホルダーは別売りなのだ。今までの機種は全て付いてきた。いわば実質的値上げ。
思うのだが、どうしても別売りにしたければ、規格を作ってホルダーと使用電圧を統一すればよい。そうすれば充電器まで別売りできるうえに、機種変更によって使えなくなる無駄が省ける。本体と違いデザインに凝る必要が無いから、やる気にさえなれば出来る筈だ。
最初はホルダーなんぞ金を出してまで買うかと、家に帰った。充電コードを直結するが、差込のカバーはヒンジではなく柔らかい樹脂でつながれている。毎日めくり上げていると、その内に千切れることは、まず間違いなさそうだ。仕方なく翌日ホルダーを買いに行くと、無い・・・バックオーダーが相次ぎ、ぼーずが買った量販店では取寄せも出来ないと言う。『出来ないじゃなくて、面倒なのでやらないとはっきり言いなさい』 捨て台詞を残しその場を後にした。
更に腹立たしい事が判明。新しいG3規格になってつながりやすくなったのはいいが、途中ですぐ通話状態が悪くなる。そして聞こえなくなるにもかかわらず切れない。根性?でつないでいるのだ。これははっきり言ってありがた迷惑、『モシモシ』状態がずっと続く。歩きながらかけることは無いので、電波の受送信状態が変化したとは考えられない。おそらく、この規格はそういう特性なんだろうが、古い規格の方が良ければ新しくする必要は無い。
某大手電話会社の顧問をしている友人が『あいつら二言目には革新的な技術って言うが、客の事なんか考えて無いぞ。あんなことや、こんなことが出来ますと胸を張るので、その技術は客にとって、どういうメリットを生むのかと聞いたら、答えに詰まるんだ。』と言っていたことを思い出す。業界自体の体質なのかもしれない。
電話の基本は話すことだ。TVなんぞに色気を出したぼーずが馬鹿だった。くやしいことにこの機種、2年以内に変更すると割増料金を取られる設定になっている。金を巻き上げる技術だけはますます高度になる携帯業界だった。
いつもの事ながら、続けて読んで頂く為、日付はダミー(実際は11月16日UP)です。
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