震災後すぐに福島いわきの叔父夫婦を訪ねたことはここにも書いた。幸運なことに叔父宅は海の近くであったが、海岸との間には大きな工場があり、それが防波堤になったようだ。周りの家にも津波の被害はなかった。だからと言う訳ではないが、もう少し北、それも海の近くへ行ってみたかった。
当初、遠野物語で有名な遠野経由で釜石を目指すつもりだった。大学でラグビーをやっていた頃の最強チームだった釜石(7連勝するのは78年から)のホームグランドである。恥ずかしながら当時は釜石を日本海側だと思っていた。最近の御多分に洩れず、新日鉄という企業がクラブから手を引いたが、選手たちは地域のクラブチーム『釜石シーウェイブス』のメンバーとしてまだ頑張っている。
今になって思えば、ぐずぐずせずに取り敢えず出発すれば良かったのだ。借金の返済準備に手間取ってしまった。名を変えても元住宅信用金庫はお上の仕事だった。コンタクトを取ろうとあれこれする内、やっと銀行に丸投げ事業と判る。ここで前半を潰したのが痛かった。
一番痛かったのは宿が空いていない。まだ復興の途中なのであろう。一人で泊まれる施設が見つからない。かろうじて遠野で1つ見つけたのだが、遠野と釜石は在来線で1時間弱。決して長距離ではないのだが、うだうだとしている内に行きそびれてしまった。
ここ数日の気温低下も気にかかった。4月の関東で気温5度ってありえんだろ。このままバイクで北に向かうのは賢明ではなさそうだ。まぁ、グズい自分向けの言い訳に近いな。さっさと新幹線で出かけていれば桜の開花もまだ見られただろうに。
計画はずらすしかない。宿があって暖かくなってからだろうか。強いて言うなら岩牡蠣のシーズンがいいなぁ。その頃ならバイクで行くのもいいし。酒を飲むのだから飲み屋の近くにある宿が必須である。・・・うーん、普通は逆かも(笑)
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