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無茶振り七変化

在職時代は量産開発が最初の業務だったのだが、研究開発部門に異動したことがあった。今や当たり前の電気自動車、燃料電池車だが当時は聞いたことないもんのオンパレードで、感心したのは役員の無茶振り。たぶん自分でもよく判ってない?のに『君らに期待します』(笑)。そう言われてみんなが乗ってくるのがスゴイ。

能力のある人に無茶振りするとすごい結果を生むことが判った。どうやってもダメで『これこれ、こういう理由で開発は中止させて欲しい』と訴えた責任者も居たが役員の返事は『諸君らが必死にやって駄目だった。これはもう別チームに任せても無駄だな。止めよう』粋な指示だなぁ。マネジメントの妙だと思った。

最近、この素晴らしい無茶振りをやってくれるのが十三にあるライブハウス、レインコートの若きオーナー、小林君。色んな人を組み合わせたライブを開いているが、23日の天皇誕生日には角打ちシスターズとトロンボーンの古御門幹人さんを合わせてくれた。演った曲は下記の如くバラエティ溢れる選曲に・・・カッコ内はヴォーカル(インストの場合は選曲者)を表している。

一部①Exactly Like You (古) ②My Blue Heaven(八) ③Buzz Me(真) ④Tennessee Waltz(八&真) ④この素晴らしき世界(八) ⑤I Wish(八)  ジャズスタンダードの①。筆者はトニー=ベネット版が一番好きだな。昭和の喜劇王エノケンが『私の青空』という名で歌った②。『電話してね』と能天気なBBのブルース③。サッチモが河岸声で歌った美しい曲④ステービー=ワンダーの⑤で1部終了

休憩を挟み2部に突入。①That's the Way of the World(古) ②T Bone Shuffle(真) ③I'll Fly Away(?) ④On the Sunny Side of the Street(八)⑤Mercy, Mercy, Mercy(真) ⑥Nothing From Nothing(八) ⑦Little Wing(真)   

アース・ウィンド・アンド・ファイアーのナンバー①。当時のタイトルは“暗黒への挑戦”ですぜ(笑)。T=ウォーカー作、ブルースの名曲②。これちょっと怪しいし、誰が歌ったか?思い出さん。カントリーの③。ジャズポップスの名曲でサッチモも歌った④。旋律を知ってるのに曲名が思い出せず、八ちゃんにリストを見せてもらいようやく思い出した⑤。ビリープレストンの0-0=0という⑥。最近おなじみのジミヘン曲⑦で二部終了。 当然のアンコールは八ちゃん作のインストでSis。

トロンボーンって筆者にとってはあまり馴染みのない楽器。名前を聞いてもキャツの谷啓(ふ、古ぅ~)とジェームズ=パンコウ(シカゴ・・・これも古いな)くらいしか浮かんでこない。とてもいいライブだったので考えを改めないとイカンなぁ。『気弱か、ジャンケンの弱い奴がやる楽器』というのは大きな間違えだったぁ~。ま、中学同級生のブラバンメンバーから来た偏見なんでプレイヤーの方はどうかお許しを。



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