とゆー名目で、聖護院にあるライブハウス、エル・ラティーノへ向かう。ライブが終わるまで冷蔵庫で預かってもらいたいものがあったので、早目に着いたのだが誰もいない(笑)。但し、これは想定内であったので斜め向かい(と言っても四つ角の向こう)にあるお茶屋さん、竹村玉翠園にお邪魔する。ご主人嘉平さんはぼーずの恩師の友人であり、大学生の頃良く遊んでもらった人だ。
狙いはここの京番茶。熱いまま飲んでも、冷やしても良しなのだが、非常にフレバーが強く、人によっては煙臭いと感じるかもしれない。数年前に、店を訪れ「これ下さい」と言ったところ『飲んだ事無かったら止めといた方がよろしいで』とその時初めてお会いした奥さんに言われたのを思い出す。売れんもん出すかぁ(笑)。
「K川せんせに無理やり5年間飲まされ、好きになったんで大丈夫です」そう、最初は大学の研究室で初めて飲んだのがここの京番茶だった。ぼーずの大学は1~2年にかけて教養ゼミを取らなくてはならなかった。東洋史ゼミを取ってすぐ、担当教官K川先生の部屋に遊びに行くと『T(ぼーずの本名)茶ァ、入れてくれ』と言われた。
茶筒を開けて驚く「せんせ、枯葉が入ってるで」『あほ!それが京都のお茶や』と言われ、小ぶりのヤカンに一つまみ入れたところ『あかん!もっと目一杯入れ!』と怒られる。その上、ヤカンを数分火にかけて煮出せと言うのだ。麦茶か?これは(笑)。
一口飲んで余りにもスモーキーな香りに心配になり「これでOKですか?」恐る恐る尋ねると『おお、こんなもんや』と答えが返ってきた。正直言ってその時はけったいな味やなぁ(笑)美味いとは思わなかった。それが大学生活5年間(オイ!)、この先生の部屋に通い詰めている内に好きになった。
最近は実家に帰るとティーポットに2杯作ってある。それが1日で無くなるから不思議だ。まだ試してないが焼酎割にしても合うんじゃないかな。ラフロイグもどきが出来そうだ(笑)。アイラ割りと名付けよう。因みに京番茶はカフェインが含まれておらず、京都では“赤ちゃんのお茶”とも言うそうだ。
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