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けったくその悪い話

ガキの頃の音楽番組を見ていてあれっと思うことがあった。今で言う口パクが丸判りだったのだ。ピンの歌手は録音された伴奏(カラオケ)で歌えばいいのだが、当時の流行だったグループサウンズと呼ばれたバンド達は演奏を見せるのも魅力の内なので、そうはいかなかったのだろう。

アンプを使う楽器はごまかせても、困ったのはドラムスだ。叩いた振りをするのは大変だったと思う。タイコは寸止めしてもシンバルが揺れてないから素人にでもすぐバレる(笑)。昔。TVでゴールデンカップスが担当楽器を交換して出たことがあったが、ナマの音を流さないならこれでいいという反抗だったのだろうか?

ま、アイドルの口パク疑惑は今に始まったことじゃないが、世の中、暇人が多いんだなぁ、人の口元を凝視してどーする。金魚ならぬ橋下クンのウンコたちのことである。この件については2重の意味で暗澹たる気持ちにされた。

まず、教育の世界に頭ごなしの強制を持ち込むと言うことだ。個人的には国旗・国歌に敬意を表するのは当たり前と思っているし、世界標準ルールでもある。でも歌わない自由くらいはあるだろうに。ま、これは生徒のスカート丈までメジャーを持って計ってきた似たもの教師達の反省材料にはなるかもしれない。

一番嫌なのはこういう人のあら捜しを教師が行い、それを管理と呼ぶことだ。ぼーずは本社勤務の8年間、創造性とはなんぞやを考えさせられてきた。最初は過去の事例調査をかなり念入りにやったのだが、その時OBである3代目の社長から言われたのは『俺が火災予防と言えば、みんな上から下まで火災予防と言いやがって』ということだった。

要はトップの出した方針に対し、自分のやるべきことを考えよと言っているのに、トップの言葉をオオム返しにしていいのかと言うことだった。その点、この校長は自分なりに知事の命令を咀嚼した指示を出したことは少しだけましはと言いたいのだが、完全に方向性そのものが歪んでいる。火災予防と言われてライター、マッチの所持を禁じたようなもんだ。

ヒアリングを重ねて判ったのが、集団で議論を重ね、今までにないものを生み出すことの重要性だった。(無論いろんな条件はある)。心配なのは、こんな学校で育てられた子供達がどう感じるかだ。事なかれ主義、指示待ち姿勢から理想は生まれないんだけどな。ちなみに、この校長が率いる高校の校訓は「自主・自立」だそうな・・・ケッ。
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