深い考えがあったわけでもなく、映画が原作の終わり方と違うと聞いていたのでつい買ってしまったのだが・・・面白れぇ~。かなり厚めの文庫本2冊なのだが途中でやめられなくなり、引き込まれるように読んでしまった。
最初は誰が主人公だと判らず、登場人物の多さに前を見直しながら読む有様だったのだが、次々と新しい展開が起き、飽きる暇がない。正直言うと最初、ミステリーと聞き食指の動きは鈍かったのだが、特定のジャンルには収まりきらない作品に魅せられてしまった。
また、作者のスティーグ・ラーソンを恥ずかしながら知らなかったのだが、自国の作品“名探偵カッレくん”や “長くつ下のピッピ”だけでなく長編ファンタジーの “指輪物語”まで作品中に取り込むという面白い構造に脱毛、いや脱帽。
中身に児童書が出てくるといって騙されてはいけない。内容はかなりシリアスでチャイルド・アビューズや近親姦が暴き出される。主人公?のリスベット=サランデルがオカマを掘られるに至っては・・これ映画に出来るのか?・・R指定は当然だろうな。
で、肝心の映画を観に行こうと思ったのだが、ほとんどで上映が終わってしまった。六本木と渋谷ではまだやってるようだが、わざわざ人混みの中に出掛けたくないしなぁ。もうちょっと早く行けばよかった。すでにあるDVDを借りてくるか、ハリウッド版のDVD化を待つか。
3部作残りの2部を読むという手もある。取り敢えず本だろうな。ジェイソン=ボーンシリーズのように、最初は3部作と言いながら4部が作られることがある。ただ、このミレニアムに関してそれは期待薄だ。なんせ3部を書いた後、作者が夭折してしまったそうだから。
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