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年末シェフ

28日の夜、大阪でライブを楽しんでいたらいきなり妹からメール。婆さんが包丁で手を切ったという。『手首か?』と聞くと、この状態でしょーも無いメール止めんかいと怒られる。余裕ない奴っちゃな。手の甲で、救急病院に連れて行くが心配せんでいいということだった。

しっかりFridgeの演奏を最後まで聴いてから飛んで帰るが、普通にしていたのでまぁ良しとしよう。問題は普通とは『普通に使えん婆さん』と同義で、水仕事が全くダメ。皿洗いは機械がやるが、調理まではやってくれん。偉そうに言っても煮物は遥かに婆さんの方が腕は上。

ここ数年、お節は地元のホテルに任せているが、まったく手作りの品が無いのも寂しい。負けを覚悟で数品作ることにした。普段作るのを止めたおかげで腕が落ちているのを実感。包丁さばきがメッチャ下手になっている。これでは定年後、板前にはなれんやないか(笑)。

1品目。スジ肉の煮込み。時間を短縮するため圧力鍋というズルをしたのが功を奏し、結構上手く出来た。ちょっと盛りが良過ぎて品が無いかな?ネギは普段関東では手に入らない九条葱使用。もうちょっと味を濃くしてご飯にかけると浅草風牛丼になる。



ちょっと華やかにローストビーフ。オーブンは面倒なので、肉塊を小さめにしてステーキパンで表面を固め、オーブントースターで焼いた。冷ます時に大量に出た肉汁とステーキパンにこびりついた旨味を赤ワインでこそげ落としたグレイビーソースが絶品(笑)。思わず『ワシ天才とちゃうか』とゆー独り言が出た。隠し味に大阪のツレが自分のコヤシで育てたニンニクが入っている。小皿はホースラディッシュの薄切り。卸し金を使うよりマイルドな香りが楽しめる。



カロリー対策はコンニャクの煮物。煮ている時はどうやっても婆さんの味に負け悔しい。煮汁だけを煮詰め、最後に大量の花かつおと一緒に絡めてみた。なんとか酒に合う味になる。



作る間は、堺港から送ってもらったコイツをつまみながら故郷の酒。通常は白鷹なのだが、最近のお気に入り菊正の生酛造りを合わす。ミソとの相性は最高。



今夜の飯、てっちりのヒレを隠匿。台所で板干しにする。こんがり焼いてから熱燗を注げばたまらん味のヒレ酒になる。1枚しか取れなかったが、婆さんは傷口がくっつくまで医者から禁酒令が出ているので最後の楽しみはワシのもんやぁ~(笑)

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