翌朝の29日、病院まで見舞いに行く。院長はお休み・・・そりゃ前日の21時まで手術してたんじゃ朝から来れんよなぁ。別室に案内され、別のドクターより説明を受ける。写真で上げたドングリと同じもんがトレイに鎮座していた。切り取った脾臓も見るかと言われたが、朝飯前なので遠慮しておく。
手術後すぐに固形食は無理で点滴を打つため、もう少し入院が必要だそうな。そうする内に看護婦さんがアサを抱いて来てくれた。だいぶヨレて、しんどそうなアサ。台の上で抱っこして話しかけるが上の空だった。時間になり引き取られて行ったが、極めてあっさりと行ってしまうアサ。後ろ髪をひかれたのは筆者だけかい。
その後、帰り道にある芦屋ロイホで朝飯を食う。思えばここはほぼ半世紀ぶりか。なんと、この前にここへ来たのは大学に通っていた頃だった(笑)。当時コーヒー飲み放題はここしかなかった気がする。その割には価格が倍には成ってないな。ま、学生には少し高かったし。なんて思い出してたら、小柄な女性がこちらに手を振りながら出て行った。なんと高校時代の友人、チャコちゃんだった。
もちろん50年振りに会った訳ではない。彼女は芦屋のライブハウスオーナーをやっていてこっちに戻ってからは何度か会ったことがある。場所を懐かしんでいると古い友人が通る。これが故郷の良さかも(笑)。
16時頃、病院からラインでアサの写真が送られて来た。朝より心なしか元気そうな顔をしている(笑)。写真うつりを気にするワンコなんでカラ元気出したのかも。
翌日、迷惑を顧みずにまた見舞いに寄る。きっとあの世では婆さんが『親の時はなかなか見舞いに来なかったくせに』と激怒していると思うな。忙しい時に連れてきてもらうのも悪いので、アサが休んでいる所へ案内してもらった。同室のワンコさんに吠えられたが、アサは昨日より元気になり、自分から寄って来る。
それって普通だろと思われるだろうが、ウチのアサコさんそういうワンコじゃないんだよな(笑)。更に帰りかけるとキュンキュン鳴きだしてビックリ。明日迎えに来るからなぁ。家に帰るぞ。