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縁は異なもの



今日、北海道札幌にある藤女子大の学長、喜田勲神父にお別れをしてきた。母校から下った坂の麓にある六甲カトリック教会。聖堂に入ると祭壇前には棺と写真が飾られ・・・が、写真がなんか変・・・よく見たら別人だった。そりゃそうだ、昨日の今日で準備なんかできる暇なんてないはず。受付の女性が『喜田神父様なら』と脇の小部屋を教えてくれた。

喜田さんは中高における恩師の一人ではあるのだが、学科を教えてもらったことは無い。それ以上に、一回り歳の離れたバスケット部の大先輩として、非常にお世話になった人だった。叙階(神父になる)前の2~3年を神学生教師として母校で教鞭を取っておられ、バスケの部活ではずっと付き合ってもらっていた覚えがある。

本来ならお別れは出来なかったと思う。たまたま上智大OBの結婚式を司る為、大阪に出て来た昨日の朝、ホテルの部屋で亡くなられたそうだ。本葬は四谷のイグナチオ教会で行われるのだが、遺族とのお別れ会が母校近くの六甲教会で行われたため、そこでご挨拶をさせてもらったという訳だ。

会場には当事者の御夫婦も来られていたが、結婚式のリハに師が来ないのでホテルに確認してもらった所、部屋で亡くなっていたそうだ。式はその場で人前婚に変更し、今回ご夫婦として参列されたそうだ。真面目な上智大OBで良かった。われら悪童組なら『またか。1杯飲んでから誰か迎えに行け!』と言う事になっていただろう。最悪の場合はそのままだったかも。

なんせこのおっさん、上智では学生寮の責任者だったのだが彼等の世話で忙しいのか、誰かが迎えに行くまでは会合に出て来ないという悪癖の持ち主だった。神戸と衛星放送で二会場を結び、合同同窓会をやった時もそうだった。関東会場は上智大の学食という目と鼻の先なのに彼の席は空いたまま(笑)。この時は我々の期が幹事を仰せつかり、ネズミの手も借りたい多忙な日であった。結局、『ワシ、メッチャ忙しいんやけど』とブー垂れながらイシカワが迎えに行く羽目になる。

ただ、一度出てくればとことん付き合ってくれる人で、後日行われた幹事の打ち上げ会では終電を逃した数人を舎監室の床で寝かせてくれたそうだ。学長にバレてたら、また怒られてまっせ(笑)。喜田さん、本当にお世話になりました。ゆっくり休んでください。その内、僕らもまたお邪魔しますし。

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