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笑いのツボ

歳を食って感じるのは、笑いのツボが狭くなった事だろうか。反対に巨大なツボを持つのが若い女性だ。箸が転んだくらいで何が可笑しい?第一次お笑いブームを作り、潰したのはまさにこの層だと思っている。しょうもない芸に大笑いし、真っ当なお笑いを潰してしまったからだ。

僕は10年くらい前から、新しい芸人を面白いと思ったことがほとんど無い。唯一の例外は笑い飯。彼らが出て来た時だけは熱心に聞いた覚えがある。和田八美さんから『3月に大阪でお笑いの人とやるよ』と言われた時、ついに西ヤン、ギターを持たずに出てくるのかと思ったが、大きな間違いだった(爆)。ナオユキさんという人とJointでやるということだった。

何の予備知識を持たないまま、4日13ベースという所に出向く。十三(じゅそう)は西成や岸和田と並ぶ大阪のDeep Spotの一つ。僕はネギ焼を食べに行く位でしか行ったことが無かった。ここライブ会場も酒屋の奥の間というマニアックな所だった。有難いことに酒は売るほどある。種類が豊富な上、ビールは500ml缶で出されたのが嬉しい。



まずは八ちゃんの弾き語りで始まった。体は小さいけどホントにダイナミックな歌い方(笑)。この日は珍しく日本語の曲も披露してくれた。1部は八ちゃんだけで終わり、暫しの休憩を取った後、ナオユキさん登場。



いわゆるスタンダップコメディという奴なのだが、状況をボソボソっと二度呟いてから、同じ状況下でいくつものネタに行く。そのオチが変幻自在なのだ。最初の10秒でツボにはまった。『雨が降っている・・・雨が降っている』から始まり、『天気予報で雨やとゆうてたんで、鞄に傘を入れて置いた。・・・・良かったぁ・・・・あの鞄持ってきたら・・・良かった』

かと思えば、『天気予報で土砂降りやゆうてたけど・・・・今の所・・・土砂は降っていない』この雨ネタが延々と続くのだが、オチがシュールであったり大ボケだったりとこちらの予想を裏切ってくれる。こうやって文字にするとあまり面白くないかもしれないが、彼の口から語られるととてつもなく可笑しいのだ。

酔っ払いネタに至っては『いるいる、そんな奴』と心の中で喝采を送ってしまった。これに関してはモデルがいるそうだけど、この人の観察眼が鋭いんだろうな。一緒に飲んだらエライ目に合いそう(笑)。



この後、八ちゃんのピアノに乗せてネタが続くのだがこれも秀逸だった。さすがお笑いの大家、西ヤンとコンビを組んでいるだけのことはある。今度から西ヤンが喋り出したらこれをやってくれんかな(笑)

本当ならこの後に京都でも同じイベントがあったのだが、ナオユキさんがR-1出場の為、中止になってしまった。残念ながら今回の大会で上位進出は出来なかったのだが、脱がなければ笑いが取れない奴らより遥かに面白いと僕は確信している。ナオユキさん・・・また行くぞ!!
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