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新居に挨拶

先日から、亡くなった高校時代の恩師に挨拶してないことが気になっていた。彼の遺骨が納骨されてから早二ヵ月が経った。それに加え、まだ息をしている別の恩師にも用が有り、先週は雨の中、四谷に向かった。用とは、なんと2月末に預り物をしたのに、まだ渡してない(笑)。『荷物になるから持って帰ってくれ』と言われたまま、誕生祝をずっと保管したままだ。これで彼に息を止められたらエライ事になる(笑)。

最近亡くなった同級生の報告をする羽目になってしまったが、幸いな事に彼はまだ元気だった。その後、隣のイグナチオ教会へ墓参りに行く。確か教会の地下に納骨室があると聞いていたのだが、入口が良く判らん。昼過ぎのミサをやっていたが、説教はスペイン語(もしくはポルトガル語、ぼーずには同じに聞こえる)で信者の皆さんは外国人のようだった。

ミサが終り日本人らしき人が何人か入ってきたが、どうも結婚式の準備らしい。彼等に納骨室はどこでっか?とは聞き難い。そもそも納骨室の名前を忘れた。神父崩れの友人Wから名称を聞いていたんだが何だったっけ?カタコンベ・・・違うな。教会内をうろつくうちにクリプタと書かれたドアがあった。そーだ、クリプタだった。そっとあけると地下に続く階段がある。

降りて行くうちにふと思った。骨が積んであったらどーしよー。88年の冬休み、ポルトガルへ遊びに行った。南端にあるラゴスという港町をぶらついている時に人骨を積み上げた教会があるという話を聞き、行こうとしたらかみさんの猛反対にあった。そんな不気味なトコに行けるかというのだ。夜中にひきつけを起こされても困るので止めると言ったが、どうしても見たいものでは無い。

しかし、先輩の骨を飾るってのはどーゆー感覚なのかな。教会にあると言う事は関係者の作だろうし、原料?は信者に違いないと思うのだが。まさか大工には頼まんだろう。『ブラザー、あと一個。大きめのをくれないか。それでこの棚は終了だ』ってな会話があったのだろうか。飾られた方は平気なのか?

てなことを考えながら階段を降りたら、そこはごく普通の納骨室だった。当たり前か?アルファベット順に並んだ所では無く、イエズス会関係者の一角にある壁に、彼の名を記したゴールドのプレートを見つけた。『こっちもいい歳になりました。あと何回ここに来られるかは判りませんが、ゆっくり休んで下さい。』 彼との思い出に浸りながら、しばらくそこにたたずんでいた。しかし、こういう墓も悪くないなぁ。
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