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ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて 異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや - 室尾犀星 -
昔はこの詩をみても、そんなものかなぁ~くらいのものでしたが、
今は痛いほど理解できるその心。
ふるさとから離れて暮らす人なら、
誰もが味わう切なさや複雑な思い。。。
偉大なる日本の富士山ではありますが、
私にとっての心の山は、やはり桜島。
通っていた学園から、
まっすぐに見える錦江湾の向こうにそびえ立つ雄大な桜島。
実家を手放しても、故郷への思いは心のどこかにひっそりと。。。
そんな時、鹿児島から連絡が入り、
とうとう実家だったところが更地になった。。。と。
そっか。。。両親がきれいに使っていたからと、
そのままの状態で人の手に渡し、
又鹿児島へ遊びに行った折、
実家を遠くから眺めようと思っていたのに。。
とうとうなくなったかぁ。。。
手元に残った実家の写真と、
グーグルストリートビューが更新されなければ目にできるけど。。。
どうりで、家が夢を見せなくなったはずだぁ。。
あの夏の日、家中の部屋に別れをし、
次の方へ鍵を渡したその夜から数年間。
家にとっての主はやはり両親だったんでしょうね。
まるで訴えかけるような夢ばかり見せていたけれど、
今年の春以降、とんと夢に出なくなり、どうしたんだろう?
と思っていたけれど。。。
ようやく家も役目を終え、納得したんだろうなぁ。。
両親の思いと、思い出が詰まった家。
家にも「気」があるけれど、
両親との日々を楽しんでいたんだろうというのが
痛いほど伝わる夢ばかりだったからなぁ。。。
とうに帰る実家はなくなっていたけれど、
これでいよいよ鹿児島へは観光で行くことになっちゃった。
ほんのり甘酸っぱい思いに包まれたニュースでした。
そんな時に見つけたホロッとくる話し。。
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