Waterfalls Blog

The Blog of "Waterfalls: Taka's Hemisphere"

キーン / ホープス・アンド・フィアーズ

2004-09-12 | Disc Review
UKアルバム・チャートで初登場1位&2週連続1位、通算では4週1位を獲得しているイギリス、サセックス出身の新人バンド、キーンの衝撃のデビュー・アルバム『ホープス・アンド・フィアーズ』を、今回、定期的に更新している英語版のみのコーナー「Album of the Month」だけでなく、この「Waterfalls Blog」でも取り上げたいと思います。

キーンは、トム・チャップリン(ヴォーカル)、ティム・ライス・オクスリー(ピアノ)、リチャード・ヒューズ(ドラム)から成るギターレス・バンドで、BBCが選ぶ2004年ベスト・ニュー・カマーで1位になった、イギリス中が今年最も期待しているバンド、と謳われていますが、実際、私も初めてアルバム収録曲を全て試聴する機会を得た時、その宣伝文句の通りの‘心臓が止まるほどに美しいメロディ’に、一瞬で耳を奪われました。因みに、キーンのサウンドは、英国らしい叙情派のサウンドだけに、英国叙情派ギターロックの最高峰であるコールドプレイと比較されることも多いようですが、私個人的には、キーンのサウンドは、コールドプレイとエア・サプライをバランスよく混ぜたような感じに思えます。

とにかく、王道のメロディを堂々とヴォーカル、ピアノ、ドラムというシンプルな構成で、しかもギターレスで奏でるキーンは、昨今の音楽シーンでは希有な存在と言えますし、その美旋律は、まさに聴く者の耳に優しく、そしてダイナミックに響きますので、一度は是非とも彼等の音楽に触れてみて下さい。


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