ブログ katsukazan/活火山★時々の四方山話

三島由紀夫の予想を跳ね返す

産経紙2015.11.28【お金は知っている】中国人の「爆買い」に支えられる日本経済 今こそ「消費減税」決断を から転載です。


作家の三島由紀夫が東京・市ケ谷の自衛隊駐屯地で割腹、自決してから45年経った。 三島はその4カ月前に産経新聞に寄稿し、「このまま行ったら日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るのであろう」と警告した。(夕刊フジ)  

資本主義経済では、どの国でも、どの時代でも企業の金もうけ動機が幅を利かせ、企業人はニュートラルで抜け目がないのが普通だから、戦後日本だけがそうだとは言えない。それでも、経済の思想というものは別である。  経済思想とは、国家の経済を引っ張っていくエリートが主として担う。まずは自国民を富ませる。他国から不当な手段で富を収奪されることを防ぐと同時に他国の経済発展に貢献するという考え方である。

政官財学の指導層は本来、こうした責務を負っているはずである。指導層がその責任を果たさないのなら、三島の予言にある「からっぽの極東の一経済大国」にすら、とどまるのが危うくなる。


ここまでで終われば、「産経抄」でも行ける記事です。


三島由紀夫の市ヶ谷突入自決の一方は、車を運転中でした。 水戸街道を北へ向けて走っていた時お花茶屋の付近で車のラジオで知り、白鳥交差点近くに車を寄せて、ニュース報道を聞き入った記憶があります。かなり長時間聞いていて、大きな衝撃を受けたものです。 三島文学はあまり好きになれません。 豊穣な単語と使い方が、読み手の自分はあまりに精緻に計算し尽くされあ、見せる技に長けた絵師の技をこれでもかこれでもかと。強引に見せつけられる重圧感に耐えられないかです。触り読みはしてますが、完読は「金閣寺」位のものです。


その記事の中で出ていたグラフです


これを見ている限り、水物の外国人頼り、円安頼りの経済。 運と他人任せ、小手先の対応できたことは明らかなないようです。 そして、本来なら、個人消費、住宅投資、民間設備投資がもっと増えるように、財政出動しろいうことをさしているグラフです。


麻生太郎氏は、kazanの好きな政治家の一人です。特異なキャラと軽さ、ユーモア、そして物事に動じない太っ腹がいいところで、まるでいいところだらけのようですが、一つだけ欠点は、財務官僚に乗ってしまう傾向があります。


個人消費、住宅投資を推し進めるには、インフレ基調で、所得の拡大、これによって、正経済循環の結果である、雇用、所得、国内消費、その消費に対応する設備投資が期待され、若い人の結婚が促進され、安心して子供を産み、育てられる環境を維持すれば、少子化の問題も好転するはず。


その鍵をにぎるのは「低減税制」ではなく、減税、消費税の減税です。 麻生副総理は完全と大蔵官僚と戦って欲しいものです。


この効果を下記だせば、原稿20枚位になるので止めますが、はっきり言えることは、税収が上がります。 市町村税収あがりますから、子育て支援もしやすくなります。 都市部なら、各駅に公共の託児所を作ことも一案です。その呼び水になる公共投資や政府消費支出を増やせばさらに効果がありあます。


防衛産業の育成もいいですね。 コストよりも性能を優先します。 その生産現場には当然日本人の雇用が増えることは当然です。 それをドンドン輸出しましょう。

物を作らなければ成り立たない日本の宿命なのですから、これ止めることは、片翼の飛行機のようなものです。

GDP600兆円 partⅡmp3

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