ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆『アーリアの神話 ヨーロッパにおける人種主義と民族主義の源泉』  レオン・ポリアコフ 著  アーリア主義研究会 訳 法政大学出版局

                       

 ユダヤ人ってなぜ差別されるんだろうと、ずっと考えて、本を読んできた。
 それで、
 では、アーリア人ってなんだろうと思って、読んでいる本。
 ヒトラーが、とてつもなく拘ったアーリア人って、なんなんだ。

 アーリアの語源は、サンスクリット語で「高貴」というのだそうだ。
 サンスクリット語を話す人たちを、インドではそう言っていたらしい。
 インド・ヨーロッパ語族は、あくまでも比較言語学上のことである。
 それが人種主義と民族主義に移行していくプロセスは、まさに錬金術師の如く、神秘に満ちている。
 十九世紀のヨーロッパに襲う経済不安によって、煽るようにその怪しい神秘主義がまかり通ってしまう。
 その風潮を基盤に、ヒトラーが出現する。




   今日、断水のあとの、ほとばしる水を見て、夏用スニーカーを洗った。
                                    今年の5月下旬から3週間、欧州の旅をしていた時に履いていたスニーカー。
                                    また、旅に出たくなった。
                                    これからじゃ、もう夏用スニーカーじゃないか。(^^;)
                   

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