停電でテレビもダメ、インターネットもダメ、ついにスマホもダメとなって、完全、外界の情報が遮断。
停電になってすぐ、まだスマホが生きている段階で、その原因は北海道電力の道内の発電所すべてが、直列配列のようなシステムになっており、震源地の活断層の上にある苫東発電所が被災し、それに連動して北海道全域が停電になったと知った。
なんと、バカな!と驚いた。
ホクデンの危機管理のなさに絶句である。
しかも、呆れてしまうのは、積丹半島泊町に建設していた原発の外部電力の喪失とかで、なにやら取りあえずのシステムに切り替えてそれが7日間しか持たないんだと。
よくもまあ、恥ずかしくもなく、このようなことを言えるもんだと、むかつく。
はなから、原発なんか当てにしていないけれど、それにしてものこのバカさ加減に、ほとほと呆れ、言葉の限り罵倒してやるぞと思う。
ホクデンに電気代なんか、払うもんか!!と心の中で毒づく。
しかも、今日、電気が点いてテレビを見たら、まだ停電の地域があるので、電力を回復した地域では節電をしてくれとの告知。
「ホクデンのバカなシステムが原因だろうがー!!」と更に腹が立つ私。
で、インターネットを見たら、「電力の素早い回復、ホクデンに感謝します。ありがとう!!」とのツィート発見。
怒髪天、激怒する私。
と言うのは電力回復後の今日の話。
まずは、基。昨日のこと、この広い北海道、いつ電力が回復するか知れたものではないと、午後2時頃、懐中電灯のスペア電池を買っておこうと外へ出た。
それで目にしたのは、スーパーの長い行列だ。
同じマンションの人が並んでいた。
朝から、ずっとこの行列ができているのだと教えてくれた。
「並ばないんですか?」の問いに、「溶けかかっている冷凍庫の食材を食べなきゃならないので」と言って、善良主婦風に私は、にっこりその場を立ち去った。
スーパーから出てくる人のレジ袋を観察すると、水の2リットルペットボトルが2,3本、インスタント焼きそばが沢山、それにカップ麺などが入っていた。
インスタント物のなかで、焼きぞばをレジ袋に入れている人が多い。
インスタント焼きそばが多いという特徴が何気に不思議。
それを横目で見て、ホームセンターへ行く道すがら、信号が消えている車道には渋滞するほどの車が走っており、歩道には、いつもより明らかに多くの人が歩いていることに気付いた。
急ぐわけでもなく、ブラブラと歩いているのである。
北海道全部が停電なので、鉄道、地下鉄、市電、市バス、すべてが運休である。幼稚園も学校も臨時休校になったという。恐らく職場も急遽休みになったのかもしれない。
家族やカップルで談笑をしながら、歩いているのである。
なんだか、不思議な異様な光景に私には思えた。
さて、ホームセンターのお店の人が列の最後尾に立っているので、乾電池はあるかと問うと既に在庫切れとの答えに、私は家へ戻ることにした。
いつも行く家近くのローソンはクローズ。
ガラス戸越しに見える商品、目の毒だなぁと思ってしまう。
家の近くまで来たとき、若い女性がレジ袋を下げてこちらへ歩いて来た。
すれ違い様、そのレジ袋を私は観察した。
レジ袋にはセイコーマート(地場産業のコンビニ)と記されている。
中味は、500ミリリットルのお茶が1本とサンドイッチらしきものが入っていた。
その500ミリリットルのボトル1本が、なんとなく、日常の買い物の品っぽく感じて、心が動く。
私は近隣のセイコーマートに行ってみることにした。
それがこの店。電車通りにあった。
店内は当然電気は点いていない。
レジは手作業。
お弁当やパンなどは売り切れていたが、水、お茶、ジュース、ビール、ワイン、チョコレート、飴類、ピーナッツなどの豆類、スナック菓子、チーズに缶詰などがあり、その品揃えに感動!!
店内をウロウロしていると、高齢の女性がやって来て、私にとにかく口に入れる物を買いたいと言った。
お菓子でいいならと、案内する。
で、私の手には、しっかりとワインが握られている。(^^;)
レジに4,5人が並んでおり、私の前の女性がレジをしている男の人に「おじさん、明日も頑張ってねー」と言った。
おじさんは、馴染みのお客さんらしい女性に笑顔で「朝から、クタクタださぁ」と返していた。
で、停電の夜長は、もうこれしかないでしょう!
地震でもクローズせずのセイコーマートで買った500円ぐらいのスパークリングワインだけど、美味しかったよ〜〜〜。
水を汲みに行った時、我が家をみたら、ロウソク4,5本でこんなに明るいと認識!
月も星もきれいでした。
家型のキャンドルハウスは、実は私が作った!!(^_^)v
そして、隣の児童公園。
台風で倒れた巨木の無残な姿。
7日、昼過ぎ、電力が回復した。
インターネットとスマホが通じるようになって、沢山の友だち、知り合いの方々からメールが届いており、正直、びっくり、驚いた、
私なんぞを気に掛けて下さっている心優しいお気持ちに、感謝でいっぱいです。
東京に居る息子とも連絡がようやく取れて、息子から、「さすが東日本の経験は無駄じゃなかったね」と上から目線のコメントを頂いた。(゜Д゜)
去年まで関西に居た息子は、今回の北海道の地震とあの西日本を襲った強烈な台風とで、防災グッズを完璧、完備することにしたと言っていた。
日本列島の災害は、今や、異常でも人ごとではなくなったのです。
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