ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆『昔なつかしいクリスマス』 ワシントン・アーヴィング 著 ランドルフ・コールデコット 挿絵 斉藤昇 訳 三元社

                   


 調べたいことがあって、ワシントン・アーヴィングの『スリーピー・ホローの伝説』を検索していたら、見つけた本。

 1800年代、19世紀に書かれた『昔なつかしいクリスマス』を発見。
 好奇心が、ゾクゾクと湧いてきて、アマゾンに発注したのが、今日、届いた。

 
 アーヴィングの文章と、イギリスの絵本作家の巨匠コールデコットの挿絵が、とにかく素晴らしい。
 ディケンズの『クリスマスキャロル』と、双璧かも。

 十九世紀イギリスの古き良き時代の面影を残す、田舎のクリスマスの情景を描いた素晴らしい本。


 一昨年だったか、ドイツとフランスの田舎を、クリスマスの前、待降節の頃、あちらこちらをを訊ね歩いた旅を思い出す。
 モンシャウとか、ベルンカステルクースとか、アルスフェルトとか、リボォヴィレとか、ユナヴィールとか。

 パリとかロンドンとかにない、時間がある。
 そして不思議と、いいことに、出会う。
 


 私の好きな作家、斉藤洋が著書に描くドイツのイーディシュタットは架空の町だけど、それはそれで、良いんだけれど、TVドラマ「刑事フォイル」の舞台となるヘイスティングス(Hastings)は、日本人には馴染みがない名前なので、架空の町かと思ったらノルマンディの実在の、町。
 
 そのTVの画像を見て、ヘイスティングス(Hastings)の風情って、いいなーと思った。
 森があって、墓石が斜めになっている教会があって、農家があって、小綺麗な家並みの坂道があって、パブがあって、路地がある。

 旅をしていると、それも観光地ではない田舎は、いいなと思う。
 ほんと、不思議と、いいことが、楽しいような、面白いことが、起きるのだもの。
 


 民衆文化は、世界中、どこだって、辺境にこそ、残り続けるものだからね。
 


 そうそう、以前に、出来心で、イギリス式のクリスマスプディングを本格的に作ろうと思い立ち、ドライフルーツなど入れたタネを素焼きの植木鉢に入れて焼き、それを三重ぐらいのガーゼにくるみ、冷蔵庫から出しては毎日ラム酒を刷毛で塗って、約1ヶ月ぐらいかけて作ったことがある。

 写真を探したらあった!!  
 イヴの夜に、表面にラム酒を振りかけ火をつける!!


 <そう言えば、の余談>
  この一連の作業を見ていた、当時、同居の夫の母があきれ顔で「これ、腐ってるんじゃないの」と言った。
  その時は、内心かなりムカッとしたけれど、ほぼ1ヶ月間だものね、そう思うのも、当然だったかも。(^^;)
  実の姉にさえ「あんたは外国かぶれ」と、言われたしね。(‥;) 


 

 ところで、肝心の 『スリーピー・ホローの伝説』は、青空文庫になっていて、読むことができた。
 こちらも、満足!!


 <そうそう、の余談>

 『クリスマスキャロル』
 1998年12月24日と記してある。
 息子の名前とともに8歳とある。
 いつか読んでくれたらいいなーと思っていたけれど、息子が読んだ形跡は、まったく、ない。(^_-)

         
 





                        *   *   *


 今日の晩ごはんは、私の好物ばっかり!! 
 食べ過ぎた!
                   
                    おから炒め
                    ざっくりマッシュのポテトサラダ
                    ピータン豆腐(埼玉深谷市中華飯店「萬来」風 を若干アレンジ← 数々あるピータン豆腐の中で「萬来」のが一番好き)
                    焼き過ぎの秋刀魚(一尾、78円!!)
                    青梗菜と溶き卵の汁物
                    ごはん

 

 
 おから炒めを作っているとき、「おからは、しっかり炒めなきゃ美味しくならないよ」という母の言葉を、必ず思い出す。
 これでもか、これでもかというぐらい、木べらで炒めてしまう私。

 母が死んで、何年経ったかなぁ、なんて思う親不孝な私ですが、母のこんな言葉はちゃんと覚えている。(^_^)v



 <追記 ついでに一筆>
 朝、(私的タイムで)起床したとき、なんとなく体調が悪かった。
 なんだろう、だるいというか、動きたくないというか。
 取りあえず、
 血圧を測ったら、起きがけなのに、異常に高い数値。(上170台に、下100台)
 降圧剤を飲んでソファに横になる。
 かねてからの約束の予定は、キャンセル。

 それで、一日を何事も無く、ゴロゴロと過ごし、
 就寝前、2時間あまりの時間帯、また体調が思わしくなくなり、
 取りあえず、
 血圧を測ったら、何度測っても、オヤオヤ、興味津々なほど低い。
 上が80前後(70ぐらいの数値もあった)、下が63。(50台の数値もあった)
 なんじゃ、これ、である。
 
 
 それで、
 血圧計が2台、通常の肘関節辺りでの計測用と、手首でのコンパクト計測用(旅行用)が、あるので両方で測ってみたけれど、血管の位置の差があるが、ほとんど数値の差はなかった。
 なるほど、まぁ、生きているということの、これも断片である。
 妙に納得。


 さて、寝るか。



 

 
 





 
 

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