カールスルーエ、レジデンス
冬は、この広場はスケートリンクになる。
<旅のいいはなし>
カールスルーエ駅前のトラム乗り場で、ベンチに座っていたオジサンにチケットの買い方と、レジデンスまでいく為のトラムの番号を訊ねた。
なんと、彼も旅行者だったらしく、やおらベンチから立つと、あたりにいる人たちに、レジデンス行きの車両番号を訊いてくれたのだ!!
ハルテ(トラム停留所)にチケットの自販機があるのでだけれど、レジデンスに向かうトラムが、ひとつ向こうのホームに停まった。
停留所の自販機で買う時間はないと、そのオジサンは判断したらしく、私たちにあのトラムに、急いで乗るべきだと、言う。
驚くことに、オジサンはトラムに一緒に乗り込んで、更に、すでに乗車していた人たちにトラム内の自販機のチケットの買い方を訊いてくれた。
そこにも、また親切なオジサンがいて、自販機の操作を教えてくれて、そのお陰で私たちはチケットを買うことができた。
しかし、すでにトラムは、動き出してしまっている。
そこで、そのオジサンは、私たち妙齢(?)の女性二人に無用な心配をさせまいとしたのか、かなり離れたシートに座ったのである。
そしてトラムがレジデンスに着く直前に、「ここで降りるんだよ」と、口パクで手で合図をしてくれた。
Mちゃんと私は、そのオジサンのそばまで行き、握手してハグして、「Vielen Dank.」「Vielen Dank.」と言って、トラムを降りた。
動き出したトラムの窓の向こうの座席で、オジサンは恥ずかしそうに手を振ってくれた。
あのオジサンは、ほんとうは、どこへ行く予定だったのだろう。
旅は、人の優しさに、出会う。
基。
レジデンスを眺めながら、まずはビール!
庭園のゲート。後ろ姿の、Mちゃん。
レジデンスの庭園を散策。 クロウタドリ発見!
子ども時に読んだ翻訳物の児童文学によく出てくる鳥がクロウタドリ。
私はその鳥をずっと、クロウ・タドリだと思っていた。
つい最近、ここ2,3年前、黒歌鳥だとわかった。すっごくびっくりしたけど、すっごく納得もした。
クロウタドリは、レジデンスの庭園で、その名前に似合うきれいな鳴き声だった。
庭園の中を走るミニ機関車のレール!
ポイントまである。
蓮の池
観光客風情の人がいない。
ホテル近くの、ワインケラーで!
モーゼル河畔エリアのカールスルーエは、リースリングのトラッケン、スッキリ辛口ワインの産地。
カールスルーエ滞在中は、ホテルへ戻る道すがら、毎晩通って、すっかり顔なじみになってしまった!!
Mちゃんと、部屋呑み。
マールブロン修道院で、修道僧によって作られているワイン。
奮発した!!
これも、チョーGood!!! でした。
3週間にわたるMちゃんとの、酒のみ足の向くままヤジキタ道中も、そろそろ終盤でごぜーやす。
この後、フランスアルザスとルクセンブルグへ行って、それからチューリヒに戻り、帰国の途に着く。
* * *
今日の晩ごはん
豚挽肉のスッタフドピーマン(これ、二人分!)
出汁巻き玉子(朝ごはんの残りもの)
筑前煮
味噌汁
浴室の鏡のくもりに、最高に効くらしい!!
税込み1058円。
ほんとに効くんだろうね!
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