ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆ 夕張市 図書コーナー 〈かぜちゃる〉の活動!

               夕張市図書コーナーの子どもの本エリア。
 財政破綻後、図書館が閉鎖されて、保健福祉センターの片隅に図書コーナーとして存続してきた。


 早いもので、2007年、夕張市が財政破綻してから10年が経った。
 
 財政破綻後、いち早く夕張市民の主婦、札幌や旭川で、子どもの本の読書活動をしてきたボランティアの人たちで〈かぜちゃる〉というグループが立ち上がった。
 微力ながら、私もその活動の立ち上げから関わってきて、昨日は、その〈かぜちゃる〉の運営委員会があった。
 
 「かぜちゃる」というのは、北海道の方言で、「かぜて〜」→「仲間にいれて〜」に応える「いいよ、一緒にやろう」の意味。

 札幌に戻ってきて、ソッコーの夕張で、懐かしい馴染みの面々にお会いし、そこで、嬉しいニュースを聞いた。
 2019年に、〈図書館〉が、できるという。

 よかったねー!!!


       この10年間、図書コーナーを支えてきた司書の平井さん(左)
                           図書館ができるのが、とても嬉しそうだった。
                           苦労が報われるね。
       

 後藤竜二氏、小林豊氏、あさのあつこ氏、長谷川義史氏、落合恵子氏、あかぎかんこ氏、金原瑞人氏など多くの方々が訪れ講演会や勉強会などを行ってくれた。

 「夕張に図書館ができるんだよ!」って、みんなに、知らせたい!!

 きっと、みんな、びっくりすると思う。

 残念なのは、とっても熱心に応援していた、後藤竜二さんが、今はもういないことだ。

 

 夕張財政破綻から10年が経って、多くの人たちが、ほんとうに地道に活動を支え、持続させ、頑張ってきたんだと思う。

 まだまだ夕張は、市民の高齢化や、市民の流出など、いろんな問題が山積だけど、昨日は確実に希望に向かって歩んでいることが実感できた日だった。


 ところで、〈かぜちゃる〉の活動には、意外や意外(失礼!あははは)(^_^;) あの読売新聞北海道支社が「読売 光と愛の事業団夕張応援基金」として、この10年間毎年50万円と、新聞の書評欄に提供された書物を、贈り続けて下さったのだった。

 知る人ぞ知るだけの支援を、地味に続けて下さって感謝です。
 ひとえに当時の読売新聞夕張支局長が、〈かぜちゃる〉の活動にとても共感してくれて、そのお陰だったと思う。
 




 
     

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