ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇『アーサー王 その歴史と伝説』 リチャード・バーバー著 高宮利行訳 東京書籍

実は、今日の〆切りの原稿があるのに、2泊3日(ほぼ徹夜)で読破。

 

面白かった。
正直、『ハリー・ポッター』などのファンタジーよりも、はるかにドラマチックなファンタジーだと思う。
中世ちょっと前、古代の雰囲気若干匂わせのイギリスのドラマチックさは、なかなか興味津々。(北欧のバイキング物には、チョイ負けるけど)

『アーサー王』は、うるおぼえの固有名詞だったり、歴史的な出来事だったり、それらが、頭の中で、ジグソーパズルのピースが、空いていた穴にピタッピタッとはまるが如くという感覚だった。

円卓の騎士団は、ほんとに、かっこいい。
当然といえば当然だけど、騎士団の重要メンバーにゲルマン系の人もいたりして。


日本にも、江戸時代あたりから、村の寄り合いは円座で行われたり、農民一揆の起請文などは、傘(からかさ)連判状と言われ、書面に円周にそって名を記載する形式の書状があった。
民衆の知恵というのか、立場の上下は関係なく、責任の共有と連帯という意識があった。

 私は、この円座、円卓の考え方が、好ましく思え、例えば、なにかの会合とか勉強会などで、だまっていても当然のように上座に座る人って、厭だなぁと思ってしまう。

 

しかし、どこの国でも、ヒーローは、志半ばに、山野で死ぬんだね。
アーサー王の臨終の描写では、ヤマトタケルの瀕死の臨終場面が、思い浮かんでしまった。

 

<追記>
原稿は、これから死にものぐるいで書く!!(^_^;)(^_^)v

 

 

 

 

最新の画像もっと見る

最近の「今日の一冊 」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事