ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇『ウクライナ・ダイアリー 不屈の民の記録』  古川英治 著  KADOKAWA


アマゾンに発注してあったこの本、午前中、早い時刻に届いた。
私が、台所で食器を洗っていると、夫が「開けていいか?」と言う。

ものの3、4分で、夫がまた台所に来て「だめだ。読み耽ってしまう。勉強がある」と、本を未練たらしく、食卓に置くと、勉強部屋へ消えた。

台所を片付けて、『ウクライナ・ダイアリー 不屈の民の記録』を開く。
夫の予言通り、読み耽ってしまう。
ちょっと、目が離すことができるのは、心に迫り来るものへの、ため息を吐く時ぐらいである。

気持ちを落ち着かせるために、ブログを開いて見た。

初夏に訪れた、ポーランドでの思いが、甦る。



P.32
ロシアの侵攻に、キーウから避難をしようと言う著者古川氏が、ウクライナ人の妻に言われたという言葉。
「あなたムカつくのよ。ウクライナ人をまったく信じてないでしょう。はなから私たちが負けると決めつけている」

P.117
古川氏がオデーサでインタビューした人の言葉。
「私には、ウクライナ人、ユダヤ人、ポーランド人、アゼルバイジャン人、イギリス人の血が流れている。ウクライナ人は血で定義されるのではない。自由を尊び、そのために戦う人々のことなのだ」












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