ミレットは強い風の中、きゅっと唇を結び、一途な眼差しはまっすぐ前を見つめて綱を渡る。
ミレットは旅芸人が投宿する宿屋の娘。ある日、ミレットの宿屋にやってきたのは、伝説の綱渡り師ペリーニ。ミレットは、ひと目で綱渡りに魅了され、ペリーニに教えを乞う。
しかしペリーニの心にはだれにも打ち明けられない苦悩があった。
この絵本の圧巻は、表紙の絵にあるように、パリの広場に張られた綱の上を渡るミレットの姿である。
ミレットの眼差しの向こうには、ペリーニが…。
19世紀のパリの下町。この時代の雰囲気も心にいっぱい伝わってくる絵本。
最新の画像もっと見る
最近の「今日の一冊 」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事