7月の旅に持参した本。
沢木耕太郎の『心の窓』
ああ、そうだなぁと思うところが、いろいろあったけれど、一番印象的だった文章です。
パリのオルセー美術館の時計について、書かれたページ。
この時計をながめて、同じことを思う人がいたことに、嬉しい気持ちになりました。
私が見た、その時計です。
オルセーは、とても良い美術館でした。
人の頭越しに絵を見ることもなく、ムンク美術館のように、目玉絵画に展示に妙に工夫もしておらず、私にとって、とても好きな美術館でした。
元オルセー鉄道駅だったというのも、その面影も残し、時計もそうですが、なんだか、良い風に思えます。