ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇ Konstanz コンスタンツ その2

 とんでもない猛暑の中、なんだかんだと、ipad を片手に持って、もう一箇所の国境検問所まで行ってみた。

                 

 そこで、犬の散歩をしているご夫婦に声をかけられる。
 ご夫婦は、観光客が、国境検問所なんぞに来るはずがないと、これは迷子だと思ったらしい。
 実際、観光客の姿を、ふたつの国境検問所で見かけることはなかった。
 ご夫婦は、アルトシュタットまで、案内してあげるという。
 
 猛暑のなか、コンスタンツまで来た目的を果たした私は達成感に伴う脱力感と、もはや熱中症かも?というなか、あーだこーだとそのご夫婦の親切に説明する気力なく、素直に従うことにした。

 アルトシュタットの門。 

 ご夫婦に、「ありがとうございます」とお礼を言って、門をくぐり、振り返ってみると、そのご夫婦は、まだ私の行く先を案じてるようで、立って見ている。
 私は、手を振って、アルトシュッタットの街並みへと歩みを進めた。

 広場の木陰のベンチで水を飲み、休憩。
 両腕にペットボトルの残りの水をかける。
 

 アルトシュタットには、観光客で溢れかえっている。
 私は、コンスタンツ駅に向かった。
 
 駅のインフォで、Ulmまで行く列車の時刻を訊くと、まだ2時間以上あるので、駅のすぐ裏手に広がる海のようなボーデン湖畔へ行ってみることにした。

 水辺は、ほんと、ほっとする。  
 手足を湖水に浸し、生きかえる思い!!
 


 すっかり元気を取り戻すと、湖畔にヤン・フスの処刑を決めた会議場があることを思い出した。

              

 ipadで、検索すると、目の前にあるレストランがその場所。

 Ulm のホテルの朝ごはんから、なにも食べていない。
 トイレにも行きたいし、ちょっとゆっくりと休みたい心境だったので、そのレストランに入る。

 私の座ったテーブルの椅子に一羽の雀。 


 メニューを見るのも面倒くさいなと思っているところに、なんと、となりのテーブルへ運ぶお皿のシュパーゲルが目に入り、「あのシュパーゲル!とビール」と注文する。
 これが、今年最後のシュパーゲル(ホワイトアスパラ)だと思い。

 シュパーゲルにシュッニッツエルとじゃが芋のプレートにビール。

             
 さすがに、シュニッツエルは、半分残してしまった。(^_^;)

 




 

 
 

 

 
 

最新の画像もっと見る

最近の「旅ばなし」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事