風景はすっかり秋です。
8月にヨーロッパの旅から帰国して以後、なにかに追われていたかのように、日々の時間を猛スピードで駆け抜けてきたように思えます。
気がつけば、木々の葉の彩りさえも知らぬうちに、落ちていました。
伏見稲荷の大好きな階段も、
晩秋になっていました。
階段の向こうに、空が見えます。
落ち葉が積もる隅にピンクの花。
夏は鬱蒼としていた空き地ですが、
この気配、なかなか好きです。
なにかを諦めたかのように、
儚げに花が、咲いています。
雪に耐えるための冬囲いが、可愛い。
ナナカマドの実が真っ赤です。
伏見稲荷神社の参道が、
ここからはじまります。
参道脇の公演。
彼方の山は、藻岩山。
今日は、子どもたちの姿がありません。
あ、まだ学校にいるのでしょうね。
今年は北大に銀杏並木に、
行けなかったけど……。
私の好きな3本のプラタナスが
来年、雪が溶けたら伐採されるのだそうです。
樹齢80年ぐらいらしいそうです。
因みに、数個おきに石にくくりつけられている紅白の棒は、雪が積もった時、除雪車に、ここに石がありますよという合図になっています。
プラタナス3本の伐採は、落ち葉が困るとか、カラスが巣を作るとか、木陰が性犯罪を誘発する可能性があり子どもに危険、老木なので倒木が心配などなど、理由は沢山あるらしい。
私は、これらあげつらわれている理由の全てに、正当性も合理性も感じていません。