まず、パリ近郊のフォンテンブロー駅に着いた。
事前に調べていたので、フォンテンブロー駅からバルビゾン村までは、タクシー以外ないとわかっていた。
駅前にタクシーの看板あり。
タクシーは1台もいない。
近づいて、看板をよく読むと、インフォメーションでタクシーを呼んでもらう、と書いているようだ。
インフォメーションは、タクシー乗り場のすぐそばにあるので入って行き、タクシーを呼んで欲しいというとインフォの人の良さそうなおっさん、ソッコー、タクシーを呼んでくれた。
そのおっさん曰く、ムッシュ ピェールが来るという。
帰路はどうしたらいいのかと問うと、ムッシュ ピェールは良いヤツなので、彼に頼むといいよ、と言った。
待つこと5,6分。
ムッシュ ピェールの車が到着。(個人タクシーだった。いわゆるシロタク? メーターもなかったし)
ムッシュ ピェールは、ほんと、穏やかでまっこと、善人オーラが感じられた。
あの、インフォのおっさんのアドバイス通り、帰路もムッシュ ピェールにお願いした。
彼、曰く、料金は帰路の時でいいよ、と言う。
イヤイヤ、一応、往路分はお支払いしますと払ったが、決して高い料金ではなかった。
ミレーのアトリエの前で降りて、3時間後、ここで待ち合わせをすることになった。
そのミレーのアトリエ、入り口。
「晩鐘」「落ち穂拾い」など、生の絵を堪能する。
ミレーが絵を描いていた部屋。つまりアトリエ。
雨のバルビゾン村。
バルビゾンの画家たちの旅籠と宿賃代わりに壁に描いた絵。
パリに来て、なによりも、エッフェル塔や凱旋門よりも、ルーブルよりも、バルビゾン村が、よかった。
来て、よかった。
3時間後、雨のバルビゾン村、ミレーのアトリエの入り口に、ムッシュ ピェールの車が来た。
「落ち穂拾い」の本物の絵。
<追記>
フォンテンブロー駅から、バルビゾン村へ行こうなんて思うどなたかへ。
是非、インフォで、ムッシュ ピエールのタクシーに乗りたいと仰せになること、オススメいたします。
最新の画像もっと見る
最近の「旅ばなし」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事