ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆『エゾオオカミ物語』 あべ弘士 作・絵 講談社



表紙のこのブルー。
この、オオカミの表情。
釘付けになります。
あべ弘士の、ブルーは、本当に素晴らしい。
このブルーとエゾオオカミに、魅せられて購入した絵本だったが、文が、これまたいい。
エゾオオカミは、ニホンオオカミと同じに、農作物や家畜への被害のために駆逐され絶滅してしまい、今、この日本のどこにもいない。
この絵本は、そんな生態系のバランスという問題を扱っているのだ。
しかし、決して大上段に構えて語っているわけでない。
そんな作りに好感を持った。

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