表紙のこのブルー。 この、オオカミの表情。 釘付けになります。 あべ弘士の、ブルーは、本当に素晴らしい。 このブルーとエゾオオカミに、魅せられて購入した絵本だったが、文が、これまたいい。 エゾオオカミは、ニホンオオカミと同じに、農作物や家畜への被害のために駆逐され絶滅してしまい、今、この日本のどこにもいない。 この絵本は、そんな生態系のバランスという問題を扱っているのだ。 しかし、決して大上段に構えて語っているわけでない。 そんな作りに好感を持った。