コロナ禍がなければ、とっくにヘルシンキからサンクトやモスクワへ行くはずだった。 そして、サハリンへは稚内から行こうと思っていたし、ウラジオストックにも行きたかった。 ロシアへの旅、それもきっと私が生きている間には、もうあり得ないだろう。 なによりウクライナの、あの美しいキーウが、破壊されつつあることが、信じられない。 オデッサが、戦火にまみえることが信じられない。