深谷に住んでいた時は、当時京都で学生生活を送っていた息子もゴールデンウィークにはやって来て、家族で毎年、上野のブックフェスタに出掛けてました。
久しぶりの作家さんにお会いできる機会でもあったし、更に会場に設営された各出版社さんのテントでは本が2割減ぐらいで買えたと思います。
昨年からは、コロナ禍で大変な状況ですが、それでもどうにか、今年は開催できること、嬉しいです。
今年は、いとうみくさんと工藤純子さんの対談があります。
私は、この対談、オンラインで参加させて頂く予定。
因みに、いとうみくさんの近著。
工藤純子さんの近著。
書評を書かせて頂いた、私的には思い入れのある作品群です。
読んで欲しいと、思います。
児童文学ですから、勿論、幼児、小学生や中学生や高校生の方々に読んで欲しいのは自明ですが、ほんというと、大人によんで欲しいです。
マジ、教師だったり、親だったり、司書さんとか、読書活動をしている人たちとか。
子どもを知る!というためではなく、大人の己を識るために。
私は、児童文学というのは、本当に、大人が、己を振り返り、ふと感じる自責の思いを意識し、そして子どもとともに成長するきっかけになる書だと、実感しています。
実を言うと、私が児童文学というものを読むことになったのは、息子が勧めてくれたのがきっかけです。
1年生の時は、面白いよって『ルドルフがいあっぱいあってな』『1年1組1番シリーズ』
2年生の時は『リトルベア』『ずっこけ3人組』
3年生の時は『空色勾玉』『里見八犬伝』『稲荷山戦記』
などなど、思い出したらきりがありません。
息子の部屋の本棚には、それらの児童書のほかに、山ほどのマンガの本もあります。
氷室冴子の『いもうと物語』は、テストの長文読解の問題に抜粋があり、それを全部読みたいと息子が言って、買いに行った本です。
息子が親と感動を共有したかったのだと思います。
それが、児童文学と私との出会いです。
「背負うた児に、道を教えられ」という諺がありますが、まさにその通りです。