ひらた100km徒歩の旅

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団長日記

2013-03-08 09:43:51 | 第7回日記
3月8日(金)晴れ 黄砂多し

このまちの教育

出雲市とそして我々の暮らす平田地域には、子供達を健やかに育てて行こう活動する団体、
学校や家庭やPTAの教育の一助となるような会議体がたくさんあります。
学校に一番近くで寄り添う会議体として代表的なものが、地域学校運営理事会というもので、
来年度から幼稚園でも取り入れることが決定しています。
これは地域住民や保護者が学校運営に直接参画し、地域・学校・家庭の三者が協働して、
学校の教育活動に対して積極的に支援・協力することを目的としています。
学校側の解釈は学校の応援団と表現されることもありますが、実際は教員の人事権やら予算配分権の権限もあり、
また学校評価をするなど大変な重責を担ってもいます。
昨年まで私も地元中学校の運営理事をしておりましたが、任命されたのが平田青年会議所元理事長の肩書であったので、
昨年平田青年会議所の副理事長と交代しました。
全国的にはコミュニティスクールとも呼ばれていますが、発祥はアメリカやイギリスになるようです。
荒廃した教育現場を立て直そうと、「教育は国家100年の計」の信念のもとサッチャー時代に始まった取り組みを、
出雲市西尾市政時代では参考にして導入したようです。
イギリスでは運営理事は選挙で選らばれるほどのステータスがあり、
頻繁に学校へ足を運び積極的に学校経営に参画するようです。
片や地元の中学で理事をやっていた際は、私を含め他の理事さんも仕事の傍らの関わりになる訳で、
どこまで評価できているのかという疑問も残り、
イギリスのように成熟したシステムになるにはまだまだ課題はたくさんあると感じました。
また地域ではコミュニティセンターを中心に、子供達を健やかに育てて行こう活動する団体・会議もたくさん存在します。
私が加入しているだけでも、平田地区教育懇談会、青少年健全育成協議会、青少年子育て支援部会。
この他にもたくさんあります。
このような会に加入してみて初めて平田にもこんなに教育に関わり懸命に活動されている方がいるのかと驚きました。
ただ、会自体乱立する分重複した活動も多々あり、先に挙げた会議でも行政からの予算が付くものもあり、
一方で行財政改革や財政難の状況下、無駄を省ける要素もたくさん見受けられここでも検討課題が多くあります。
しかし地域が廃れゆく時代の中で、
このように地域に子どもたちを健全に育んでいこうと活動される人たちが多く存在するのは、
子ども達にとって、また子を持つ親世代にとって大きな支えであると言えます。
現在私自身、出雲市教育政策審議会という市長の諮問機関で、
出雲市の教育施策や教育委員会の事務事業を審議するという大変な重責も担わさせて頂いています。
このような様々な会議に参加するのに私の教育活動の後ろ盾は、青年会議所を卒業した今、
ひらた100km徒歩の旅の代表ぐらいしかなく、きちんと自分自身身を律し行動し発言しなければ、
ひらた100km徒歩の旅も笑われ意義を落とすことにもなり、
やや肩苦しさも感じながらも緊張感を持って過ごしている今日この頃です。
久しぶりのブログ更新でしたが、少し真面目に書かせて頂きました。

団長 松浦