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団長日記

2013-12-15 17:12:51 | 第7回日記
12月15日(日)曇りのち雨

昨日今日と雲南市にあるチェリバホールに缶詰め。
今日は第4回雲南市総合芸術文化祭がチェリバホールで開催されました。
弊社はヤマハ音楽教室のほかにも大正琴教室も運営しております。
大正琴にもたくさん流派があり、うちは琴修会という流派。
今日は雲南市の琴修会の生徒さんがその文化祭に出演ということで、
ステージサポートで同行しておりました。
本来ならそんなにセッティング自体難しくないのですが、
今回大変なのは他の流派の大正琴の生徒さんも出演ということで、
音響の機材もそれぞれなので舞台転換は大騒ぎ。
それに加え合同演奏ありということでよけいに大変でした。
という事情もあり、念には念をということもあり、
11月合同練習会を経て、昨日からリハーサルに、プロの歌手のステージもあり、
一度セッティングをばらすなど、かなりのおおごとになりました。
しかし本番は大きなトラブルもなく、
流派の違うもの同士でありますが手を携えて大成功に!



平均年齢のやや高い大正琴の生徒さんですが、演奏はバッチリでした!

そして今日の文化祭第2部は東京からおいでの、坂入姉妹というプロの歌い手によるコンサート。
童謡を中心とした本当に素晴らしい歌声でした!
こそっとシャッターを。






途中トークの中で気になることを。
童謡が教科書から消えつつあったり、歌詞の一部が差別表現であり歌われなくなったりということ。
例えば「赤とんぼ」。
3番の歌詞に 「15で姐やは嫁に行き」という表現がNG。
現在は結婚できるのは16歳から。そして今時「姐や」は差別な言い方だとか。
しかし坂入姉妹曰く、当時には当時の時代背景もあり、15で嫁に行くのはそれはそれで事実。
私たちは歌詞をそのまま歌い続けていきたい!とのこと。
他にも「焚き火」。
教科書の歌詞の横に、子供たちが焚き火を囲み暖をとる挿絵があったところに、
消防より大人の人が横に立っている絵を挿絵に追加せよ、
水の入った大きなバケツを挿絵に追加せよ。
要は子供だけで焚き火はだめだとのこと。
他には焚き火自体がダイオキシンを云々。もはや笑えてきます。
このように問題とされる歌が他にもたくさんあり、
童謡自体が消えつつあることを危惧し、彼女たちは警鐘をならしていらっしゃるようです。

いやはや、テレビや本などでは過剰な放送禁止用語や表現の禁止規制があるのは知っていましたが、
まさか歌い継がれるべき日本の名曲童謡までもがそんな規制に。

昔の日本、貧しい時代や質素な生活を余儀なくされた時代もあり、
その中から歌い継がれるべく名曲はたくさん生まれており、
今の価値観で規制してしまうとは。
こういう過剰とも思われることは近年本当に多く、
しかも多数の意見ではないのに大きな声で異を唱えたもの勝ちでまかり通る。

いつの日か我々が正しいとしている今の価値観も、
将来今の子供たちに昔の大人たちは間違いであったと両断される日が来るのかもしれないですね。
私にももう少し文才でもあればもう少しこの問題をうまく伝えたいのですが。

それにしても今日の彼女たちのコンサート、歌声は本当に澄んだ美しい歌声でした。

今日思わずウルウルした曲は、次のエピソードを添え披露。
野口雨情が、生まれてすぐに亡くし、はかなく散った娘への切ない想いが込められているというこの曲。

シャボン玉飛んだ  屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで  こわれて消えた
風 風 吹くな シャボン玉飛ばそ

シャボン玉消えた 飛ばずに消えた
生まれてすぐに こわれて消えた
風 風 吹くな シャボン玉飛ばそ



心洗われた一日でした。

団長 松浦










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