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チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

人生の価値が決まる瞬間

2005-10-22 23:58:42 | 覚えておきたい考え
 『江原啓之スペシャル~天国からの手紙』というTV番組を見た。霊能者の江原啓之が霊視で怪奇現象のなぞを探ったり、亡くなってしまった大切な人のメッセージを家族に伝えたりする内容の番組だった。

 私は自分自身の過去の体験から霊が存在すると思っているので、霊と交信できる人がいてもおかしくないと思っている。

 番組の中で江原啓之が何人もの霊と交信し、霊がどういう状態かを話しているのを聞いてとても興味を持ったことがある。

 ある母親の霊は、江原が話しかけてもほとんど眠ったような状態で答えてくるといっていた。そしてこの母親は死ぬ間際まで7人の子供を女で一つで育てるため寝る時間を惜しんでまで働いていて、心臓発作でなくなっていた。
ものすごい形相をしていると江原がいう別の霊の場合は、事業に失敗し苦しみながら自殺をした霊だった。

 私が興味を持ったのは、死ぬ間際の状態を死んでからもづっと引きづるのだろうかということ。これが事実だとしたら、人の人生の中で死ぬ間際というのはとても大切なことだ。

 「無一文になってもやる。死ぬときになって、自分の人生がどうだったのかがわかる。後悔したくない。」TBSとの経営統合を進める楽天の三木谷社長がこんなことを言っていた。

 人の人生の価値は死ぬ間際に決まるということを強く意識しているのだろうか。

 死後の世界がどういうものか私にはわからない、でもこの世の中で後悔をしない生き方というのが、その後の世界でも大切なことならば、後悔しない生き方をすることが大切だとあらためて感じた。

 昨日からの風邪が本格的になってきたせいか、今日は考え方が少しいつもと違う。

チャレンジ

2005-10-07 23:08:17 | 覚えておきたい考え
 今週唯一の飲み会は、10月からスタートした新しいチームでの初の飲み会。プロジェクトを進める上で必要となる能力を持ったメンバーが集まったものの、今週は日々バタバタ続きで、メンバーのほぼ全員が一同に介するような機会を今晩まで持つことができなかった。

 そんなメンバーと始めて一同に介せたこと、バタバタして、そして目まぐるしく状況が変わり、いろいろな人にお叱りを受けた一週間がとりあえず終わったこと、また同じグループ内で運営している今週月曜から続いていたワークショップが終わったことなど、飲みのネタには事欠かない。とても楽しい飲みで、いつもより少し多く飲んだ気がする。

 それは偶然のことだったのだが、今日飲んだ店そして座った席は、2年くらい前にある人の送別会をした場所だった。

 今回新しいメンバーで取り組むプロジェクトの創成期、それは約6年前のことだが、その時期から2年前までプロジェクトを支援してくれた方の送別会をした場所だった。

 年齢的には私よりもずいぶん上で、役職もぜんぜん上で、加えてオーストラリア人で、違うカルチャーの組織で育って、そんな人だったが、私はこの方がとても好きだった。

 たくさんの学びをくれた。一番の学びは常によりよいものを目指す前向きで柔軟な発想。決して楽をしようとは思っていないものの、無理をしない発想で提案する内容には必ずダメだしをされる。そして私の考えを聞きだしながら、どのように考えて欲しいのかという自分の考えを丁寧に説明してくれた。そんな素晴らしい方だった。

 でも、プロジェクトを支えて、またリードしてくれたのはこの方以外にもまだたくさんいる。皆情熱を持ってこのプロジェクトに取り組み、そしてプロジェクトから去ってそれぞれがいろいろなところで活躍している。

 今はリーダーとしてこのプロジェクトに取り組む私は、多くの人が情熱を持って作り上げてきたプロジェクトだということを忘れがちになる。目の前の壁に立ち止まり、その壁を越えるヒントがどこにもないような気持になることもある。

 過去にいくつもの壁を越えてきたこと、その蓄積がしっかりあるから現状があること、そしてこの過去の蓄積をしっかりといかすことがとても大切であることを忘れがちになる。

 私を含め、今日集まったメンバーがそんな歴史を背負いながら、新しい世界を切り開いていく、そんなチャレンジがこれから何ヶ月間か続く。

心から語る

2005-08-17 11:23:02 | 覚えておきたい考え
 リーダーシップ研修に参加して学んだことで私自身が強く意識しているのが、自分自身のタイプを表現することと、心から語ること。

 もちろん、いつもいつも自分自身を表現し、心から語ることをするわけではないが、それが必要だと思う時には、それをしようと思い、実践している自分がいる。

 心から語ることについて、今回の研修に参加することを勧めてくれたみゆきさんやさとみさんが「リーダーシップ研修では、最初はべらべらと長い話をしていた人達が、次第に言葉の数が少なくなり、一方で短い言葉で十分に伝わるような話をするようになった」といっていたのが私の頭にいつも残っていた。
 
 この言葉は私自身をたいへん勇気づけてくれ、実際研修に参加している間、私自身の思いを十分に英語で表現できなくても、心から表現しようといつも心がけていた。そしてそれはメンバーにも伝わっていたようだった。

 また、実際今回の研修の最後には、皆言葉数が少なくなり、心から話すことをしていた。

 リーダーのエラインやキャロラインの言葉はとても影響力があった。私の心の中にストレートに入ってきて、私の心をビンビンと響かせる。でも、言葉の一つ一つを私はあまり覚えていないのも興味深い。

 「言葉の内容そのものは20%、後の80%は言葉の内容以外のもので人に伝わっていく」という話もよく聞く。また、「心に愛がなければ、どんなに素晴らしいことをいっても相手の心に響かない」という言葉もある。

 言葉は上手く言おうとするよりも、心から語ることが大切であることを続けていくし、このことを私の周りの人にも伝えていきたい。

茄子を食べる

2005-07-31 22:14:56 | 覚えておきたい考え
 3日間のワークショップの帰りに新大阪駅で弁当を買った。炊合せと焼き物が中心のさっぱり目の¥1,000の幕の内弁当。
なかなかおいしい弁当で食が進み、一つの料理を残してあっという間になくなった。残ったのは炊合わせの小切茄子。

 茄子はどうも苦手だ。ほとんど食べたことがないから味がいやというよりは食わず嫌い。紫色という色と形が昆虫のようだし、それに虫といえば茄子は小学生のころ家で飼っていた鈴虫の餌だった。

 小切茄子だから控えめだけれど茄子は茄子。その紫色の肌と形は茄子であることを主張している。
私は茄子の残った弁当箱のふたを閉め、ナイロン袋に放りこんだ。

 いつもの私ならここで弁当のドラマは終了。弁当箱はゴミ箱に行ってThe End.

 でも今日はそれができなかった。弁当を中途半端で終えること、茄子から逃げる自分が嫌だった。
「俺だけ仲間はずれで、一人でゴミ箱行きかよ」と弁当箱を閉める瞬間に茄子も訴えていたように感じた。

 ほんの少し後に私はもう一度弁当箱を開き茄子をつかんで口の中に放り込んだ。茄子は私の口からのどにそして胃に、後味を残しながら、それでいて爽やかに通っていった。

 「茄子ぐらいのことでおおげさ」かもしれない。確かにそうだ。でもこれはただの茄子の話ではなく、私の行動の一つの象徴。
自分がこれまで慣れ親しんできたこと、そのこととの決別。茄子を残すという習慣だけでなく、これからいろんな習慣を変えていくという決意の象徴。

 こんな私になれたのは3日間のワークショップのおかげだと思う。
みゆきさん、いろりさん、ふたちゃん、Mr Joy そしてワークショップの受講生の皆さん、自分を変えることに取り組む勇気とエネルギーをくれて有難う。

平井さん

2005-07-22 22:40:14 | 覚えておきたい考え
 3ヶ月ぶりの赤提灯会。場所はいつもの『いざわ』さん。今回も初代ロードスター主査の平井さん、新型ロードスター主査の貴島さんの話が聞きたくて、いろいろな人が集まってきた。

 平井さんの話はとても面白い。ロードスターを実現するための恐らく苦労話のはずなのだが、平井さんが話すと苦労話もとても楽しいチャレンジの話に聞こえる。考え方もとても柔軟で、遊び心にあふれている。
よく芸術作品には、作者の人格が表現されるというが、ロードスターという車はまさにこの平井さんの人格が表現された車のように思える。平井さんは決して自慢をしないが、平井さんがいなければ決して実現することのなかった、平井さんでなければ全く別の車になっていた、それがロードスターだと思う。

 平井さんと始めて出会ったのは15年前の2月のこと。初代ロードスターのヨーロッパの試乗会で3週間行動をともにした。スペインアンダルシア地方のヘレスで行われたこのイベントは、これまでのビジネストリップの中でも最も楽しいイベントだ。

 荒涼とした土地にオアシスのように広がるヘレスの町、シェリー酒の産地でもあるが、他にもフラメンコや闘牛もこのアンダルシア地方がオリジナルらしい。毎晩のようにシェリー酒を飲みフラメンコを見た。バルセロナやマドリッドで見るのとは違う、素朴な感じの、でもとても力強いフラメンコだった。

 日中は山頂に白い家が連なるアンダルシア地方の山岳道路をオープンにしたロードスターで走り回った。アンダルシアの風、太陽、香りを思う存分感じた。

 遊んでいたのではなく全てが仕事...といえば仕事。でもこんな楽しい仕事はない。唯一大変な仕事が平井さんの通訳。ジャーナリストの質問に大汗をかきながら対応した。
通訳として十分な仕事を果たせたとは思えないが、ジャーナリストは満足な様子だった。ロードスターという車が世に出てきたことを喜び、それを実現した平井さんに敬意を持っていた。

 素晴らしい車、そしてそれを実現した平井さんという素晴らしい人物に出会えたことは、私にとってもたいへんな喜びだった。
そして平井さんとのつきあいはそれ以降も続き、今の私にとってたいへんな財産になっている。

 でも平井さんには借りだらけ。 

 私が満足のいく通訳をできなかった時にも、平井さんは私を責めるようなことは一度もなかった。少し落ち込む私に「気にするな。大丈夫よ。」と声をかけてくれた。
赤提灯会のこと、水琴窟プロジェクトも私のアレンジが悪く、いつも平井さんに心配をかけているが、そのことについても一度も叱られたことはない。

 辛抱強く待っててくれている。

 でもいつまでも甘えてはいられない。もうそういう時期だと感じている。甘えるのはよそう。

使命

2005-07-19 22:54:33 | 覚えておきたい考え
 「人生の長さは誰かに決められていて自分では変えられないような気がする。でも長さは変えられなくても、その幅は変えようと思ったら誰もが変えることができる。幅を広げることに取り組むと人との出会いがある。そしてチャンスがやってくる。」
「昨日が今日を何も保証しないのと同じように、今日は明日を何も保証しない。自信を持って可能性を信じて夢をもつ。そして”元気に”、今やるべきと思ったことは今やることが大切」
今日参加した講演で支縁塾の大谷由里子(大谷由里子公式ホームページ)さんが話されていた。

 大谷さん自身がこれまで取り組んできたこと、今やっていること、また大谷さんの周りで夢を追いかけて取り組んでいるたくさんの人についても話を聞かせてくれた。
そして講演の1時間半の間中ほとんど笑い顔を絶やすことなく話し続けられた。
その力強さと元気に次第にとりこまれるとともに、大谷さんから元気をわけてもらった気がする。

 「『使命』を考えることは大切。『使命』とは命の使いかたのこと。自分の命=人生を何につかうことをということをしっかり感じ、考えることが大切。」とも大谷さんは話された。  
 
 私自身にかけているものが何か、それは本気さや勇気かなと考えていたのは2日前のこと。何の本気さや勇気ということについてまだ確信はないが、自分自身の『使命』についての本気さや勇気かもしれないと少し思った。少なくともどこかでつながっているような気がする。

170人の仲間

2005-07-10 23:35:19 | 覚えておきたい考え
 一言で言い表せるような言葉がなかなか見つからない。友達ではなく、家族でもなく、でもとても身近にその存在を感じられ、とても大切で、その存在を感じると心が満たされるような感覚をおぼえる。

 心でつながっている感覚が十分にあらわせていない気もするが、『仲間』という言葉が一番近いかもしれない。

 私は影響されやすい。

 170人の仲間とのわずか2時間半のワークショップ。話をしたり、話を聞けたのはほんのわずかだけれど、どこか心でつながっていて、その場にいたことでたくさんの力と勇気をもらえた気がしている。

 170人の仲間がその程度に多少の差こそあれ、皆強く意識していること。それは昨晩歌った「世界に一つだけの花」の歌詞に良く現れている。


「世界に一つだけの花」槙原敬之作詞・作曲  SMAP歌

 花屋の店先に並んだ
 いろんな花を見ていた
 ひとそれぞれ好みはあるけど
 どれもみんなきれいだね
 この中で誰が一番だなんて
 争うこともしないで
 バケツの中誇らしげに
 しゃんと胸を張っている

 それなのに僕ら人間は
 どうしてこうも比べたがる?
 一人一人違うのにその中で
 一番になりたがる?

 そうさ 僕らは
 世界に一つだけの花
 一人一人違う種を持つ
 その花を咲かせることだけに
 一生懸命になればいい

 困ったように笑いながら
 ずっと迷ってる人がいる
 頑張って咲いた花はどれも
 きれいだから仕方ないね
 やっと店から出てきた
 その人が抱えていた
 色とりどりの花束と
 うれしそうな横顔

 名前も知らなかったけれど
 あの日僕に笑顔をくれた
 誰も気づかないような場所で
 咲いてた花のように

 そうさ 僕らも
 世界に一つだけの花
 一人一人違う種を持つ
 その花を咲かせることだけに
 一生懸命になればいい

 小さい花や大きな花
 一つとして同じものはないから
 NO.1にならなくてもいい
 もともと特別なOnly one
 

 この歌詞にあることは、できている人にとっては当たり前のことかもしれない。

 私は全然できていない。、すごく大切なことだとわかっているのに、私が接する多くの人達に対して、この歌詞にあるような接しかたができていない。

 でもそのようになりたいと思っているからとても心に響くんだと思う。

 自分自身のありかた、自分はどうありたいのかについて思いを持つことはとても大切。だから私はこの歌詞にあるような人になりたいと強く思うことにした。 

前向きでいる

2005-07-03 22:55:55 | 覚えておきたい考え
 過去に縛られる人がいる。これまで自分はこうだったとか、自分のやりかたはこうだとか、口に出さなくても考えや態度が過去にとらわれている。これから先に起きること、起こそうとすることを進めていくためには過去を変える必要があると思っている。

 正確には、過去を変える必要がある、過去に縛られているということに本人は気づいていない。気づいていないけれど確実に縛られている。

 でも、過去を変えることなんて絶対できない。
 できることは「今」を変えること。今の自分自身の考えや行動を変えること。
 
 「今」という時は確かに過去につながっている。今の自分自身があるのは過去の自分の考えや行動があったから。それが蓄積して今の自分になっている。
でも、今は過去につながっているのと同じように未来につながっている。過去にとらわれることは、これからおきる未来を過去の延長線上で生きること。

 素晴らしい過去を持っている人ならば、過去に生きることもそれはそれでいいことかもしれないが、過去の栄光も実際には今からどのように考え、行動するかにかかっているように思う。
でも、自分は過去の栄光で生きようと思っても、自分を取り巻く環境は確実に変化する。過去の自分自身の評価は未来永劫続くものではない。

 大切なことは、過去に縛られるのではなく、「今」どのように考えるか、「今」どう行動するか。私はそう考えている。

 反省することが苦手でそのことから逃げているのかもしれない。理想と現実とのギャップに目をそむけているだけかもしれない。

 私はよく人から「前向きな人」だと言われる。ほめられているのか、けなされているのか尋ねたことはないが、本意はどうであれ、私は「前向きな人」と言われると嬉しい。

 できれば私の周りにいる人はみんな前向きでいてもらいたいと思う。でも、これは私のわがまま。せめて51:49の比率でいいから前向きでいて欲しい。

 札幌国際ハーフマラソに出場した野口みずきはレース後半に優勝したヌデレバに引き離され、最後のトラックで岩本にも抜かれたが、途中で後ろから追い上げてくる岩本を振り返るような姿はなかった。最後まで前を行くヌデレバを見つめて走っていた。

色気とユーモアのある字

2005-06-20 22:36:37 | 覚えておきたい考え
 魅力的な字を書くために必要なことは「色気とユーモア」だと書道三段のヨッシーが教えてくれた。

 私は字を書くことにかなりコンプレックスを持っている。
基本的に書き順がめちゃくちゃ。それが原因なのか字が汚い。おまけに最近は漢字が思い出せなくて書けない。そんなこんなで雑に字を書いてしまい余計に字が汚くなる。

 小学校のころに習字や硬筆を3年くらい習っていた。そのころは少しはまともな字を書いていたような気もするが、その面影は今はまったく無い。

 結婚式や葬儀の際の記帳、年賀状に少し書き添える言葉、もっと身近なところではクレジットカードのサイン、ビジネスの書類に添えるちょっとしたメモ、こんな場面でいつも「もう少しまともな字が書けたらな」といつも思う。

 ペン習字でも始めてみようかと思ったが、他にやりたいことがいろいろあるので続けられそうにない。

 綺麗な字を書くということは忘れて、ヨッシーが教えてくれたように「色気とユーモア」を持って魅力的な字を書けるようになりたいと思った。

 今やりたいことは、仕事上でお世話になった人、例えば忙しい時間をさいて会ってくれた人等に感謝の気持ちを自筆の手紙で書きたい。
パソナの南部代表はこのような感謝の手紙は、縦書きの便箋に自筆で大きな字で書いていた。とても素敵なことだと思った。

惜しみなく愛は与える

2005-06-03 23:47:15 | 覚えておきたい考え
 勤続42年で退職を迎える方の送別会で、「私は3つの愛を大切にしてきた」と話されていた。3つの愛とは愛妻、愛人、愛社・車。

 愛妻はまさしく奥様のこと。とても仲が良いらしい。
 
 愛人は特定の人を指すのではなく、仕事仲間、部下、友人など自分が関わりを持つ人のこと。

 愛社は42年間勤めてきた会社に対する愛情。「倒産の危機に直面しつらく厳しい時期もあったが、会社のおかげで自分の家を建て、2人の子供を育て、退職した後も年金をもらうことができる」と話されていた。

 この3つの愛について私自身に翻って考えてみると、自信を持って言える事は一つもないかもしれないと思った。

 私は愛情の薄い人間ではない。むしろ情熱的で強い愛情を持っていると自分自身では思うが、多くの人の前で「愛している」と自信を持って話せるものは一つもない。
 どれも中途半端で、一貫したもの、継続的に愛情を持ち続けることができないでいるような気がする。

 こうなる原因は私自身だけにあるのではないかもしれない。相手との関わりの中で相手のとる態度や姿勢が原因となっている場合がある。こちらが強い愛情を持って接しているのに、私の思いや気持ちを理解してくれなかったり、こちらの思いとはまったく異なる反応や態度が相手から帰ってくることがある。

 そしてその態度に腹をたて、不信感を持つ、自分自身が満たされない感情を持ち愛が冷めてしまう。

 でもこれは本来おかしな話だとも感じている。愛するというのは私自身の思いや行為であり、それ自身は他人の行動や感情に左右されるものではないはずだ。一方で、愛せないものは愛せないと思うのは自然な感情だし、そういった人のほうが自然体でいいようにも思う。

 キリスト教に「惜しみなく愛は与える」という言葉があるが、人生の先輩はこの境地にいたっているのだろうか。

ライブドア堀江社長の起業の勧め

2005-05-24 23:59:03 | 覚えておきたい考え
 広島夕学講座に参加しライブドア堀江社長の「実践的企業家論」という話を聞いた。

 堀江さんが強調されていたのは「起業ほど良いものはない、なぜ起業しないのか」ということ。
 
 「起業によるリスクは限定的だがリターンは無限大」

 具体的には借金の個人保証さえしなければ、仮に事業に失敗しても損失は出資分だけ。一方で成功すれば株式公開や報酬などを通じて投資がいくらでも大きくなる。
堀江さんの場合は600万円の出資で作ったインターネット会社(オン・ザ・エッジ)が、上場時点で会社の時価総額に対する持分からすれば数百億円の価値になっていたという。

 「起業する人が少ないので、まだまだチャンスがいくらでもある」

 堀江さんいわく商売で成功するためには4つの条件があるという。
1 マーケットサイズが大きいこと
2 ライバルの数が少ないこと
3 少ない資本で開業できること
4 リターンが大きいこと

 この4つ全てが満たされていれば成功確率は非常に高い、世の中には星の数ほど事業があるので、この4つの条件を満たすものも多くあるという。見つからないという人がいれば、それは興味の範囲が狭いから見えないだけだ、ノーマークになっているだけだと言われていた。

 「4つの条件を満たすものがあれば、それが本当にやりたい仕事とは違ったとしてもまず取り組んでお金を稼ぐ、そしてそのお金で好きな仕事をやればよい。好きな仕事が4つの条件を満たさず、稼ぐ仕事でないとしても、前の仕事で稼いだお金で好きな仕事をしながら生きていける。」

 堀江さんの場合、今のインターネットビジネスは好きな仕事だから良いのだが、宇宙ビジネスやライフサイエンスビジネスにも興味を持っているとのこと。ただ、これらを最初に取り組んだら4つの条件を満たさず、今のような姿はなかったという。

 堀江さんは「論理的に思考することが重要」という割には論理的に話されないし、話の内容も特別なことではない。しかし起業についての話には妙に説得されてしまう。
先週の日曜朝に見たテレビ番組でも森永卓郎さんが起業のリスクやリターンについて今回の堀江さんと同じような話をされていたことも私に影響しているのかもしれない。

 話を聞いているうちに確かに起業しないのは損だなという気にだんだんなってきた。

手帳の中にみつけた言葉

2005-05-12 23:41:00 | 覚えておきたい考え
 メモ書き用に使っていた手帳の中に見つけた言葉。 

 考えるより為せ
 受けるより与えよ
 責めるより許せ
 そしるよりも誉めよ
 悲しむよりも悦べ
 
 まちがいない人生必勝の法則
 
 説明するひまさえ惜しい
 断行すればすぐわかる
 まねでよし行ってみよ

 
 誰かから聞いたのか、どこかで見たのか、いつ書いたのかも覚えていないが、10年くらい前に手帳に書き取ったのだろうと思う。

 当時も良い言葉だと思ったから書き取ったのだと思うが、どれ位この言葉に書かれていることを理解し、この言葉を受け止めようとしたのか、その時の考えや気持ちが知りたい。

 今この言葉を見て、たいへん素晴らしい言葉だと思うとともに、確信のようなものを感じた。

 考えるより為せ
 受けるより与えよ
 責めるより許せ
 そしるよりも誉めよ
 悲しむよりも悦べ

 これらを自然にできるようになれば、今よりもすごくいい人生を送る事ができるという確信。
明日からやってみよう。

松井証券

2005-05-11 23:11:43 | 覚えておきたい考え
 成長を続ける企業の経営者は成長の可能性があればそれをとことん追求していく、従業員を増やしビジネスを拡大し、会社の規模を拡大していくと思っていた。 そして大企業になることを考えると思っていた。

 昨晩参加した講演で話をされた松井証券の松井社長の考えはそうではなかった。
現在147名の従業員で226億円の営業利益を、従業員数は増やさないで伸ばしていくことを考えている。小規模であること、少数の従業員で経営していることを誇りにしている。

 松井社長は会社全体で営業利益がいくらになるかを考えるのではなく、従業員一人当たりの利益をまず最初に考えていた。目標は現在1.5億円ある一人当たり営業利益を5億円にすること。
単位当たり、つまり一人当たりや資本金1円当たりといった数値で成果を出すことが最も重要だと考えていた。

 松井証券はオンライントレード証券のナンバーワンで、経常利益の額でみれば証券業界全体で野村、大和、日興、三菱に次ぐ第五位。株式売買代金は野村、大和、日興の3社の個人部門合計とほぼ同額という実績をあげている会社である。
この成果は情報技術の進化という時流に乗って成功しているのは間違いないが、松井社長曰く、成功の本当の秘訣は「捨てる決断」だったという。

 「リーダーにとって大切なのは捨てる決断。これまでの決断のうち正しかったのは捨てる決断で、間違った決断は加える決断だった。」

 「捨てるものは全て過去に作ってきたもの、それを捨てることで得られるのは未来。過去から積み上げてきたものを捨てることに対して反対する人は多い。だから捨てないで加えるということをやりがちだが、捨てないと得られるものは少ないし、どんどん会社が水ぶくれしていく。」

 「現在の松井証券の姿があるのは、営業をやめるという「捨てる決断」をしたことによるもの。オンライントレード証券という形は捨てる決断をした結果として生まれてきたもの。」

 松井証券も利益が増えてくるにつれ、従業員を増やすことや、事業の柱を複数育てることが松井社長に提案として上がってくるようだ。でも松井社長はここでも捨てる決断をしている。

 「松井証券は徹底的に松井証券に戻っていく。松井証券は野村證券ではないし、野村證券にはなれない。なることがよいとも思わない。ビジネスの領域も必要以上に拡大しない。従業員を減らすことはあっても増やすことはない。組織は大きくしない。」

 松井社長の固い意思を強く感じた。
 
 また、松井社長の発言は型破りで、時に過激で反逆児的な印象を受ける。

 松井社長が反逆しているものは何か?

 松井社長がいま反逆しているものは、日本の証券業界の常識。しかし、これは松井社長が証券業界にいるからそうしているのであって、他の業界にいたとしても松井社長は反逆しているように思う。松井社長のポリシーがそうさせるように思う。

 松井社長のポリシーは日本郵船時代に徹底的に叩き込まれたもの。無駄なコストを徹底的に省く、松井社長曰く虚業と実業の線引き。
虚業とはお客様が認めていないコストで成り立っているもの、実業とはお客様が認めるコストで成り立っているもの。コストはマーケットが決める、お客様が認めるコスト=実業を残し、認めないコスト=虚業は全て排除するという考え。
 
 また徹底的にコストにこだわる松井社長だが、企業の最大のコストは「時代とのギャップ」だと話されていた。 時代をとらえられない、時代に合わないことをするのが最も高くつくことだ言われていた。そして時代をとらえ時代とのギャップを埋めるのが社長の役割、社長の決断だという。

 そしてこれからのビジネスで重要になるのは感性。組織はこの感性をいかに大事にするかを考えることが大切だと話されていた。 
「21世紀のビジネスは組織で統制を取って進めていくものではなく、一人一人つまり「個」が強くなる組織を考えていく必要がある」 とも話されていた。

 時代とのギャップを意識し、これから起きる未来をよむ、そして虚業と実業を見分ける感性を持つ必要があることを述べられているように思った。

良い話を聞いた。

90:10のルール

2005-04-14 23:14:51 | 覚えておきたい考え
 「怒りをぶつけられた人が、怒りの原因になっているのは10%に過ぎない。怒りの90%の原因は別にある」という話を聞いたことがある。これを『90:10のルール』というらしい。

 簡単に言えば怒りの殆どは八つ当たりや、ストレスの発散。

 中国で起きているデモもこれと同じだろう。でも日本車を見れば攻撃を加えたり、日本料理店を攻撃するというような行為は行き過ぎだと思う。これは八つ当たりを過ぎて犯罪行為だ。実際にはデモに参加した人の多くがこのように思っており、またデモとは関係のない多くの中国国民がそう思っているだろうと私は思いたい。

 12億人を超える人口がいればそこにはいろんな人がいるだろう。日本よりも多様性に富む国だから、そこでの問題は多種多様だろう。そしてたとえ話を聞いても日本人には理解できないことも多くあると思う。

 でも外から見ていてはわからないことだらけ。中国の状況も日本にいては判らないことも多くあると思う。中国に行ってみたい。中国を感じてみたい。

自分らしさのプレゼンテーションの効果

2005-03-31 23:12:15 | 覚えておきたい考え
 人前でプレゼンテーションをすることが好きか嫌いかと問われれば、私は間違いなく「好きだ」と答える。目立ちたがり屋の気質もあると思うが、目立ちたいというよりは「自分自身を表現したい。そしてその反応を感じるのが好きだ」という方がより正確に自分自身をあらわしている。
高校時代に劇団に入っていた時も、「演劇をやりたい」という純粋な思いや目立ちたいという気持ちよりは「自分自身を表現したい」という気持ちがとても強かったように思う。

 自分のことは自分が一番わかっていそうで、案外わかっていないような気がする。「本来の自分」、「ありたい自分」、「ありたくない自分」、いろいろなものが1人の人には混在し、自分自身がよくわからない、「本来の自分」がよく見えないということがおきているように思う。
 
 「本来の自分」を出すことの大切さを先日参加したコーチングのワークショップで実感した。「本来の自分」とは飾らない自分、素のままの自分、もっとも自分らしい自分のこと。そして「本来の自分」が出ているときに人のエネルギーはすごく高まっている。その人らしい個性があらわれて、その人の魅力が際立ってくる。

 では、どうやって「本来の自分」を出すか?
自分自身をおもいきり表現すること、そのために表現できる機会を持つこと。プレゼンテーションはその一つの場面だと思う。

 視点の置き方、話し方、動作・・・よいプレゼンテーション、相手により強い影響を与えるプレゼンテーションのスキルはいろいろあるし、これらも大切だと思う。
しかし、これらのスキル以上に気持ちの部分がとても大切だと感じている。

 「本来の自分、自分らしさ」を思いきりだすこと。
さらに、相手のことを思いやる気持ち、相手をたいせつな人だと思う気持ちをめい一杯持っていると、その人にしかできない、とても素晴らしいプレゼンテーションになる。

 そして「本来の自分、自分らしさ」が見えてきて、「本来の自分、自分らしさ」が他の場面でもだせるようになる気がする。