チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

WBCで王JAPANが優勝できた理由

2006-03-24 23:24:30 | 覚えておきたい考え
 諏訪湖から東京に戻って来ました。

 やっぱり東京は刺激的ですね。
見るもの聞くものそこらじゅうに刺激があります。普段電車に乗ることがあまりないこともあり、地下鉄も刺激的です。多くの乗客、その人たちのファッション、持ち物、会話の内容、そして電車の中吊など、いろいろな刺激があって、私は地下鉄の中できゃろきょろきょろきょろと挙動不審者のようです。

 ところで、地下鉄の中でも、TVのニュース番組でも今一番ホットなのが、WBC王JAPANの世界一ですね。
いろいろな話を聞くうちに、何かの切り口で、その理由を考えてみると面白いなと思い、私なりに考えてみました。

 切り口は「すばらしい組織の条件」です。

 野球はチームで戦うものなので、最終的には王JAPANが素晴らしい組織だったから勝てたと考えます。そして素晴らしい組織の条件は『共通の目標』『貢献意欲』『コミュニケーション』3点で、王JAPANがこれらの点について優れていたと考えるのです。

 1点目は『共通の目標』です。TVのニュース番組で王JAPANの主力打者ダイエー松中が「王JAPANできた最初のころのチームの雰囲気は、オールスターゲームのチームのようだった」と話していたそうです。オールスターゲームは、年1回行われるパリーグ、セリーグそれぞれからファン投票や監督推薦で選ばれたスター選手が集まって戦うものです。お祭的な雰囲気で、勝ち負けよりはむしろ選手自身が楽しみ、お客さんを楽しませるイベントです。

 お客さんを楽しませることが目的なので、極端なことを言えば、ホームランバッターはとにかくホームランを狙います。速球の早いピッチャーはとにかく剛速球で三振を狙いにいきます。速球投手が変化球で三振をとるようなシーンはお客さんも期待していないので、ピッチャーもそうはしません。

 選手はオールスターゲームに出場できることを満足に思い、そこで楽しむことが大切で、勝ち負けは二の次です。
王JAPANもひょっとしたら最初はこのような雰囲気だったのではないかと思います。「世界一になろう、なりたい」と思っていたのはイチローや一部のメンバーだけで、多くの選手は「WBCの日本選抜メンバーの一員となった」ことに満足し、そこに意味を見出していたのではないかと思います。それが、韓国戦に負け、審判のミスジャッジもあり、そんな課程を経ながら次第に「勝ちたい、勝たないと意味がない、勝つことが目的だ」というように選手一人一人の意識が変わっていき、「勝つ、世界一になる」ことが、チーム全体の『共通の目標』になったのだと思います。

 2点目は『貢献意欲』です。私が見たWBCの印象に残っているシーンとして、これも松中選手なのですが、確か韓国戦で、ワンアウトランナーがいない場面にライト線にヒットを打ちました。松中選手は2塁にヘッドスライディングを成功させ二塁打となったのですが、その直後にくやしそうに2塁ベースを拳で何度もたたいていました。

 この理由を松中選手のコメントとて聞いたわけではありませんが、前の回にイチローが塁にいた絶好のチャンスに登場した松中選手は凡退に終り、得点のチャンスを逃しています。このことから「なぜあの時に打てなかったのか」という悔しさがよみがえり、二塁打を売ったのに、ベースを拳で何度もたたくことにつながったのだと思います。チームの4番としての役割を果たせず、チームに対して貢献できなかったことをとても悔しく思ったのだと思います。

 一戦一戦重ねるごとに、王JAPANの選手のプレーには、例えば送りバントで失敗した選手が、その直後の選手の送りバント成功に助けられ、次の打席で見事にヒットを放つなどの活躍をした例が多く見られました。

 チームのために、自分自身の役割、責任を確実に果たすという意識。それだけでなくチームのメンバーが失敗をした時には、他の選手がその失敗を帳消しにするべく努力し、結果として、失敗した選手は次の機会に必ずチームに貢献する。そのような『貢献意欲』があったと思います。

 3点目は『コミュニケーション』です。電車の中吊りに「イチロー「自腹」ロス焼肉店決起集会」という週間文春の広告がありました。イチローがロサンゼルスで王JAPANのメンバーを焼肉屋に連れて行き、いろいろな話をしたという内容のようです。
 このような直接のコミュニケーションだけでなく、イチローは間接的にチームメンバーにはっきりとしたメッセージを送り続けていたように思います。マスコミの前であまり発言をしないイチローが、このWBCでは頻繁にマスコミに登場し、彼の発言はマスコミに大々的に取り上げられ、それはチームのメンバーにも確実に届いたであろうと思います。
 マスコミの前の発言だけでなく、グラウンドでも、少なくとも試合中だけでも、例えば韓国戦でのファールフライをとれなかった時の言動や、韓国戦で負けたときにベンチで大声をあげたシーンなど、過激なまでのメッセージを発信しつづけていたように思います。「勝ちたいという強い想い」を継続的にメンバーに発信しつづけていました。そしてチームリーダーのイチローの発言はチーム内での『コミュニケーション』につながっていったと思います。


 これら『共通の目標』『貢献意欲』『コミュニケーション』3点が揃ったことで、王JAPANが素晴らしい組織となり、世界一につながったのだと思います。

 因みに、この『共通の目標』『貢献意欲』『コミュニケーション』の3点は経営学者のハーズバーグの言う『組織成立の3要件』でした。野球チームだけでなく、いろいろな組織に適用できますね。

不思議な人間の力

2006-03-20 23:52:28 | 覚えておきたい考え
 何かを実現したいと思ったとき、それを強く思い続けて忘れなければそのことは必ず実現すると私は信じています。

 すぐに実現することもあれば、実現までに時間がかかり、忘れたころに急にふってわいたように出来事がおきることもあります。やりたいと思っていたことをすでに忘れしてしまっていて、出来事がおきてしばらくたってから「そうだ、このことを実現したいと思っていたんだ」と気づく場合もあります。

 「そんなことは実現できるわけがない」と思わない限り、私は実現したいと思ったことはは必ず実現できるような気がしています。

 では、何一つ不自由のない素晴らしい生活を私がおくっているかというと、決してそうではありません。多くのことで満足をしていますが、同時にいろいろな欠乏を感じています。満たされないものを感じています。

 でもその欠乏は私自身が引き起こしている気がしています。

 「そんなことは実現できるわけがない」とまでは思わなくても、私の心のどこかで、その実現を否定したり、あきらめていたり、そんな否定的な自分を肯定したりしているような気がします。

 「夢を実現しようと思ったら、その実現を絶対に否定しないこと。逆にそれが実現できたかのように心からそう想い、振舞っていると、実際に実現する」という話を聞かれたことがあると思います。ビジネスでも、スポーツでも、芸術の世界でもこのことを成功者がしばしば語っています。

 まだ3ヶ月前のことなのに、年初にたてた計画を忘れてしまったので、もう一度読み返してみてびっくりしました。

 計画を立てたときには、それなりに挑戦的なことばかりを書いたつもりだったのですが、書いた時点でその実現を全く否定していなかったもののいくつかが実現できていたり、実現に向かっています。

 その一方で実現にはほど遠いものがあります。

 違いは何でしょうか。今思い返してみると、現時点で実現に程遠い目標は、目標として書きながらも書いた時点で、「実現は難しい」と決めつけていたものでした。

 「実現できる」と思っただけで、実現できるんだとしたら、本当に不思議ですね。何がおきているんでしょうか、本当に人間って不思議です。

すき間をみつけ、すき間を埋める

2006-03-17 23:07:08 | 覚えておきたい考え
 アメリカのリーダーシップワークショップで学んだリーダーの役割の一つに「empty space(すき間、何もない空間)を見つけて、そこを埋める」というものがあります。

 ここでいう「すき間」とは、例えば仕事のすき間です。自分自身が関わる仕事を俯瞰し、仕事を着実に進めるため、確実な成果を出すため、チームとして学習する/成長するために必要なことは何かなどを考え、それを阻害したり、その実現をはかるために、どこかにすき間はないかと見渡して、見つけたすき間を埋めることです。

 この場合、仕事のプロセス、役割的な視点でのすき間もありますが、それと同時にグループダイナミックス的な視点でのすき間もあります。ワークショップでは「人と人が集まるSpace(場、空間)のすき間」について、グループダイナミックス的な視点から感じ、それを埋めることについて学びました。

 また、すき間は人の中にもできます。それぞれの人の中の感情や意志、考えなどにできるすき間、そのようなすき間を見つけて適切な働きかけをすることがリーダーの役割です。この場合は個人に対するアプローチですので、コーチング的なアプローチでその人自身が答えをみつけられるように支援していくことになります。

 私はどちらかというとすき間をみつけるのは得意なほうだと思います。そしてすき間を埋めることもわりと得意なほうだと思います。

 ただ、私には精神的なむらや弱さがあって、「すき間を見つける、埋める」ということを常に行うということができていません。

 ぼっとしてすき間を見つけられません。抽象的な表現ですが、「こっちにおいでよ、ここが空いているよ」とすき間をみせてもらってはじめてすき間に気が付き、招待されてそのすき間に入り、すき間を埋めているいうことがあります。

 こんなことが、私らしいといえばとても私らしいのですが、でもリーダーとしては不十分だと思っています。リーダーは自らすき間を見つけ埋めていく人だと思っています。

90:10の法則

2006-03-14 23:56:53 | 覚えておきたい考え
 今日一日よくしゃべりました。

 マネジメントの立場にある人の最も大切な役割はメンバーとのコミュニケーションだと思っています。でも、私は外から来る電話やメールについつい気がとられがちで、メンバーとの大切なコミュニケーションをおろそかにしてしまいます。

 外への対応が終わり、その合間でメンバーと話そうと思うと、今度はメンバーが席にいないとか、ほかの事で忙しそうで声がかけずらく、結果としてコミュニケーションがとれません。

 直接のコミュニケーションが良い場合でも、忘れる前に連絡しておこうと、席空のメンバーにメールを送ることも時々あります。

 コミュニケーションが大事だとわかっていても、そんなこんなでふだんはなかなかできないから、話せる時にはまとめて話すようになります。今日はそんな日でした。

 でも、そこにまた反省があります。

 コミュニケーションはただ話せばいいというものではなく、誰が話すかが大切ですよね。

 私が昨年教わったルールに『90:10の法則』というものがあります。

 これはリーダーが複数のメンバーと会議をする時のコミュニケーションにあてはまるルールで、コミュニケーションの量の90%はメンバーが行い、リーダーが10%程度のコミュニケーションにとどめるのが良いというものです。

 リーダーは話すよりも聞くコミュニケーションが大切というものです。

 確かに、たくさん話をした時、ちょうど今日のような日ですか、とても満足感が高く「今日はよいコミュニケーションをした」とか思ってしまいますよね。
だからこのルールはメンバーにできるだけ話をしてもらう、90%話してもらうのがよいということになっているわけです。

 今日の私は80:20ですね。私が80です。

 しゃべりすぎです。

 「自分の思いは伝えた!」なんて話が終わった時には感じてましたが、これは大きな勘違いですね。一方的にまくしたてたかもしれません。反省です。

牛角で育つ

2006-03-12 23:00:13 | 覚えておきたい考え
 今晩の食事は牛角で食べました。4人で食事をして¥11,000は安いですよね。味も悪くはないですし、「喜んで!」という声が飛び交う店の雰囲気はいいですし、店員さんの明るい笑顔や声はとても気持がいいです。

 隣のテーブルには、中学生、小学生、幼稚園のくらいの3人の子供のいる家族が食事をしていました。3人とも男の子で、網の上に山のようにおかれた肉やソーセージがあっという間になくなります。こども達はとても美味しそうに食べ、焼き役のお父さんも忙しそうにしながらも楽しそうでした。それを見ているお母さんもとても明るい表情をしていました。

 「おい、肉食べ過ぎや!もう少ししっかり噛め、すぐに飲み込んだらもったいないやろ。肉ばっかり食べないでごはんもちゃんと食べろ!」
こんな言葉を今日は一度も耳にしませんでしたが、これでは、肉を食べにきているのか、食べてはいけないのかわからず、子供もかわいそうですよね。

 食べ盛りの子供がいるような家庭では牛角はとても有難い場所だとあらためて感じました。最近は安い焼肉チェーンも増えてきましたが、牛角やそのようなチェーンがなければ家族がお腹一杯焼肉を食べることはなかなかできないですよね。

 実は、牛角に今晩食事に行ったのは『想い 三茶の焼肉、世界をめざす』西山知義著、Ameba Booksを読んだからです。

 西山さんは牛角の創業者で、現在は「am/pm」「成城石井」の経営をしている、レックス・ホールディングの社長です。
 
 1966年生まれ現在39歳の西山さんは、大学中退後1998年に牛角を始めるまでは苦労をし、失敗をしながら不動産会社の経営をしていました。
ある時、ベンチャー起業家の集まりに参加し、そこで「差別化」という言葉に出会い、自分のやっている不動産ビジネスには何の差別化もないこと、日々ハウスメーカーへの接待をしてその見返りとして仕事をもらっていい気になっていたことに気がついたそうです。

 そして、差別化を図るのは不動産業では難しいと感じ、自分に何ができるか、自分は何が得意かを考えている時に、ふとしたきっかけで焼肉屋に出会い、このビジネスにはいったようです。

 西山社長の成功要因はいくつもあり、差別化から生まれているものも多くありますが、違った切り口から見ると次のような点だと感じました。

1. 熱い想い~商売通じて素晴らしい価値を提供する。そして商売を成功させる、ビジネスを大きくするという強い想いです。

・最初の店を開く時に「日本一お客様に喜ばれる焼肉チェーンをつくりたい。ブランド牛のようにおいしい肉を、一皿490円くらいで出したい」という想いを持ち、「当社も人件費を削り、販売管理費を削って、できるだけ安く出せるように努力している、お肉やさんも八百屋さんもできるだけ頑張っていただいて、チームでとこよりも安くていい商品をお客様に提供しましょう」と粘り強く説得を続けた。

・「人を驚かせたい」「喜んでいただきたい」という願望、それは「自分が生きていることの価値を周りの人達に伝えたい」という想いを持ち、それをあきらめなかった。

2. 持てるものの最大限の活用~お客様やパートナー(アルバイトの呼び名)の活用と、人が持てる能力の活用

・1店目を開店した時、店のサービスに悪口を言って下さったお客様には300円をお支払いするというサービスをし、その苦情をサービスの改善につなげていった。
・職人不在、アルバイト主体のビジネスの仕組みを作るとともに「アルバイトでも、店の理念に共感してもらい、我々は何のために仕事をするのかということを理解してもらった上で働いてもらう」「パートナーとは、自分でものを考え、行動し、解決していく、かけがえのない人」「パートナーの成長を具体的に支えるため、徹底して社内の評価制度を構築した」
・「何ごとにつけ「自分はできない」と漠然と思っている人間は、それを言い訳にする。しかし、少なくとも私は、「どうすればできるか」と自身に問いかけ続ける」


 牛角は、そのリーズナブルな値段で食事を提供することを通じ子供達を育て、会社の中で感動を通じて人を育て、そして結果としてお客様、パートナーの力で会社自体も育っていく、そんなことが成り立っているんだと感じました。

 私もこんな会社を作りたいです。

いろんな偶然

2006-03-09 23:52:14 | 覚えておきたい考え
 日、月、火、に行って、昨日の水曜日は飲みで休んで、今日もくよう日も行ってきました。

 最近熱心にジムに通っています。2月中旬に左肩の調子が悪くなり、少しトレーニングの頻度が低くなり、負荷も抑え気味だったのですが、肩を気遣いながらも少しづつトレーニングを強くしています。

 今年の目標としている大会への参加、体脂肪率一桁に向けてジムには真面目に通おうと思っています。
また、それ以外に日曜日にトレーニングに行った際、私の尊敬するビルダーの人と話ができたことも刺激になっている気がします。

 その人とは、ふとした偶然で仲良くなりました。

 その偶然とは11月にサンフランシスコから成田について、広島行きの飛行機でその方と偶然お会いしたことでした。ニューヨークの大会に参加して成田経由で帰るところだったようで本当に偶然でした。

 またその方は、昨年の世界チャンピオンなので、ジムでは有名で当然私はその人のことを知っていました。その一方で、チャンピオンも私のことを知っていたのには驚きました。

 それ以前には一度も話をしたことはありませんし、お互いにたまに会っても挨拶もろくにしていない関係でした。

 それがお互いに「偶然ですね」と声を掛け合いました。

 それ以来ジムでお会いした時には気楽に声をかけていただけるようになりました。

 こんな偶然の出会いですが、私は運命論者のようで、そんな出会いも偶然なようで何かの必然があったと私は思っています。
何の必然かはわかりませんが、私の経験的には何かの成長のきっかけが私にあたえられるはずです。

今年の目標を実現することに関係があるのか、そのこととは全く別のことなのか、いずれにしてもこれから何かおこりそうでとても楽しみです。

 そういえば今度アメリカに行った時にアバクロでの買い物をしてくるよう頼まれました。そしてその方から頼まれたものと同じようなものを私は2月にアバクロで買ってきました。

 いろんな偶然があります。

 ちなみに言っておきますが、その人にも私にも『ホ』の気は全くありません。

今度は仕事の決意表明

2006-03-07 23:52:34 | 覚えておきたい考え
 私が6年前から関わっている教育プログラムを、他社に展開する取り組みを最近行っています。このプログラムはとてもユニークで、また最近の時代にあったプログラムのようで、概要を少し説明すると、教育・人材育成に関わる人だけでなく、経営計画を社内に浸透したい、組織文化の変革をしたいと思っているマネジメントは、だいたい強い関心を示します。

 「うちでもやってみたい」という話をこれまで何度も聞きましたが、その一方で多くの場合、形になる前にやめてしまいます。というのも、私の説明を受けると感度のいい人はポイントをつかんで表面的なことはすぐにまねできるのですが、形にするためにはいろいろな環境を整えたり、そのためのさまざまなノウハウが必要になるからです。

 個人的には、「やってみたい」という人にはいくらでもサポートしてあげたいと思っていましたが、仕事上の立場もあってこれまで十分にサポートすることができませんでした。

 今の状態は「時期がやってきたな」という感じです。
 
 特定の会社に対してサポートすることが私の仕事の一部になり、これまでできなかったサポートがどんどん行えるようになったのです。そしてさらに、私自身の力も次第についてきて、サポートを行える段階になったように感じています。

 ひょっとしたら、年々強くなる「やってみたい」という思いが現在の状況を引き寄せたようにも感じます。

 ここで自慢をしたいのではありません。私が感じている少し不思議な感覚をここに残しておきたかったのと、これから直面するさまざまな出来事に正面から向き合っていくことをここに記録しておきたかったのです。

 よし、やるぞ!!

ルールが自由にしてくれる感覚

2006-03-06 23:48:41 | 覚えておきたい考え
 ルールについて考えていました。

 ルールというとどこか堅苦しい印象があり、そして自分自身をしばりつける響きがあって私のあまり好きな言葉ではありませんでした。

 ありませんでした、と過去形にするのは今日ふとしたきっかけでルールは必ずしも人をしばりつけるだけでなく、人を自由にするものではないかと感じたからです。

 実際のところルールの不自由さの中に自由を見つけたのは今日がはじめてではなく以前もみつけたことがありますが、それとは少し次元が違うような気がします。

 以前みつけたものは「ルールそれさえ守っていればいい」という感覚です。私は以前4年半ドイツに住んでいたことがありますが、ドイツはとてもルールの多い国でした。
・夜の10時以降は静かに過ごし、大きな音は決してださない。シャワーも極力控える
・昼も1時から3時くらいまでは静かにすごし、公園で子供を遊ばせない
・外から見える窓にはきれいな飾り付けをする
・ごみは細かい分別をする
・車の暖機運転、エンジンをかけっぱなしはだめ、長い信号ではエンジンをとめる
・日中はライトをつけない、一方霧が出ている時には即座にライトをつけ、霧が晴れれば即座にライトを消す
・雪が降れば、家の前の道路の雪は全て取り除く
・外から見える家の芝生は全てきれいに手入れをする
・外から見えるところに洗濯物をほさない

 これらは一例で、日本の生活に比べれば本当にたくさんのルールがあります。
守らないとどうなるか、確実に注意されます。法にふれるようなことならば密告されます。皆がルールを守っていてお互いに監視をし、ルールを破る人を許しません。日本人でノイローゼになる人もいました。

 私も慣れるまでずいぶん神経がピリピリしていました。でも「ルールそれさえ守っていればいい」わけで、ルールがわかりそれを守っていれば快適な生活が過ごせました。

 ルールがあってもそれを破る人がいる社会では、守っているほうが損をすることもあり、不公平な感覚をもつこともあります。このようなことから、ルールが厳格に守られている社会では、不自由さの中に逆に自由があると感じました。

 前置きが長くなりましたが、今日見つけたルールの中の自由とは、人を自由にするルールがあることに気がついたからです。

 人の行動や思考を自由にする自由があるということです。

 「誰一人として間違っている人はいない」という言葉は、私がコーチングを学んだCTIのルール#1ですが、この言葉はまさに人の行動や思考を自由にするルールだと思います。

 人はともすれば、自分自身の殻に閉じこもり、自分自身に限界線を引いてしまいがちです。そんな時に、このような人の行動や思考を自由にする言葉をルールとして決めて、それを絶対に守るということがとても役に立つような気がしました。

思いが大切

2006-03-03 22:49:45 | 覚えておきたい考え
 「思いが大切。内容よりも思いが人に伝わる。」
  
 1月にユーモアワークショップを開き、それをビデオ撮影しアメリカでのリーダーシップレーニングのリーダーに見てもらった際に、そのリーダーが私に言ってくれた言葉です。

 「用意したレッスンプランを時間内に全てやりきろうとして、その運営に意識がかなりいっていました。
イメージしていたようなワークショップができたように感じません」と私が話した後にリーダーは私に「どんな思いでワークショップをやろうとしたの」「どんな思いでワークショップをやっていたの」質問をし、最後にこの「思いが大切」という言葉を言ってくれました。

 「しっかりとした思いをもっていたなら、多少内容が予定通りいかなかったとしてもきっと良いワークショップになったはず」ともリーダーはいってくれました。

 この言葉を聞いた時の私の正直な感想は「リーダーは私がワークショップを計画通りに運営できなかったことでがっかりしていると感じ、なぐさめようとして言ってくれている」というものでした。

 でも、それからひと月以上の時間がたち、今週になって私はこの「思いが大切。内容よりも思いが人に伝わる。」という言葉を何度も人に話しています。今日も、私が関わっているプロジェクトを他社でも進める取り組みの中で、関係者にこの言葉を熱く語っていました。

 私の頭のどこかにこの「思いが大切」という言葉がひっかかっていて、そのことについて考えたり、無意識のうちにいろいろな実験をやっていたようにも思います。

 今の私はもうこの「思いが大切。内容よりも思いが人に伝わる。」という言葉をひと月以上をへてようやく納得し、その言葉に疑いをもたなくなっています。

 例えばプレゼンテーションをする場合、内容がよいものにこしたことはありませんが、一方でいくら素晴らしい内容であったとしても、それをたんたんと伝えたのでは相手に十分に伝わらない場合もあります。その内容を伝えたいという強い思いや、その人の本気度や情熱はその内容以上に相手に伝わり、人を動かすと信じています。

 いくら素晴らしい内容のプレゼンテーションを聞いたとしても、その全てを覚えておくことはできませんし、時間がたてばその内容のほとんど全てを思い出すことが難しくなります。そんな時でも、それを伝えようとした人の思いはなかなか忘れることはありませんし、ちょっとしたきっかけでそのことを思い出すことができますよね。

 「内容はおぼえていないけど、あの人は真剣にはなしていたよな」「話しながら涙をながしていたよな」といったことは、何年も前の話でもすぐに思い出され、心が熱くなるという経験は、決して私だけの経験ではないですよね。

空間の魔術師

2006-03-02 03:45:53 | 覚えておきたい考え
 「空間を見つける、空間を埋める」ということを最近すごく意識するようになりました。

具体的には「自分の役割をみつける、存在意義を明確にする」ということです。

べたべたな例えですと、複数の人で仕事をしている場合に、各々が担当している仕事の間を埋めるとか、抜け漏れを埋めるということです。

このたとえの場合はとても地味な仕事のイメージですが、この役割を担う人がいなければ全体としての仕事は上手くきません。

意識すれば誰もがある程度はできることですが、このような役割をとても自然に、人が気づかないところで、さりげなくかつ確実にできる人は私のこれまでの経験の中ではほんの一握りの人でした。

手前味噌ですが、私はその一握りの人のレベルにはいたっていないものの、このような動きがある程度のレベルでできると自負していますし、そしてこれまで取り組んできたと思います。

今の私の課題は、リーダーとして「空間を見つける、空間を埋める」ということです。チームがより高い成果をあげるために、チームのメンバーが成長できるようにするために、そして自分自身がより成長していくために、より大きな仕事をできるようにするために取り組みたい課題です。

実際は、複数のプロジェクトにたずさわっているところで、またアメリカのワークショップに参加しその間仕事から一切はなれているところからプロジェクトに復帰するところで、自分が入っていく「空間を見つける、空間を埋める」というのが最近の取り組みです。

そしてこの空間は仕事の空間だけでなく、場のエネルギーレベルの空間も対象になります。エネルギーレベルが下がっていればそこにできる空間を見つけて埋めることも私の仕事だと思います。「盛り上げ役」というものですね。

ただ、最近この意図とは逆に「盛り下げ役?」的な言動が多かったかも知れないと反省しています。

ありたい姿と現実のギャップはありますが、明確に意識するところから変化がはじまると私は思いますので、「空間を見つける、空間を埋める」ということを続けます。

『劇的ビフォーアフター』の建築家ではないですが、私も「空間の魔術師」になりたいです。


"Begin Again(もう一度始めよう)"

2006-03-01 23:07:41 | 覚えておきたい考え
"Begin Again(もう一度始めよう)"

この言葉は2月に参加したリーダーシップワークショップで学んだ内容の中で印象に残っている言葉です。意味はまさにその言葉の通りで、「もう一度始めよう」です。

それまでの状態から離れて、再スタートを切るということで、気持を切り替えて前向きな気持で「Begin Again!」と自分自身にそして自分が影響を与える人達に言うことが大切です。

どちらかといえば、あまりのぞましくないような状況に陥っている時に、そこでもがき続ける代わりに、この「Begin Again!」を使うことができます。

すごく当たり前のことをくどくど言っているようですが、私にはこの「Begin Again!」という考え方がかけていたように思います。困難な状況に陥った時に、とにかくそこでもがき続ける傾向があります。

決してもがくことが悪いわけではありません。またもがき続けるとどんどんどんどん精神状態は悪くなるものの、そのまま最後まで落ちていくことはなく、必ずどこかの時点で自浄作用が働き反転に転ずることを経験しています。
「悩んでもしかたがない、もうじたばたしても仕方がない、なんとかなるよ!」という感覚になる瞬間、それまでの状態を切り離して次のスタートを切る瞬間がやってきます。

これが「Begin Again!」という瞬間だと思います。

私に必要なのはこの「Begin Again!」という状態が自然にでてくるまで状態が悪くなるようなことをせず、この言葉を意図的に使って自分自身を前向きにコントロールすることだと思っています。

「Begin Again!」は決して逃げることではないと思います。そこには再スタートの強い意思が必要です。また、粘ること、悩むことをやめるということではなく「Begin Again!」選択肢を持ち、それを効果的に活用することで、自分自身をより力が出せる状態にするということです。

アメリカから帰国して、ばたばたした日々を理由にしてBLOGをなかなか更新できませんでした。BLOGを書くことは義務ではありませんが、やろうと決めたことができないでいると気分はどんどん落ち込んでいきます。

今日から3月、「Begin Again!」で再スタートを切ります。

またまた決意表明

2006-01-05 23:46:09 | 覚えておきたい考え
 「あなたにとって良い年とはいったいどういった年なの?」と聞かれた。

 「楽しくて、明るくて、強くて、優しくて、少しクールで、驚きがあって、一生懸命努力していて、自分自身の成長が感じられる年」と私は答えた。
否定的なことは言うまいという気持はあったが、とても素直に飾り気ない心からでてきたことば。なんか、「こんな人になりたいとか!、こんな性格になりたい!」という内容かもしれないし、たいした内容ではないかもしれないが、こんな風に思えて、そして言えたのは私自身にとって少し驚きだった。

 これまで自分なりにいろいろな努力をして自分自身を高めようとしてきた。学生時代に勉強をしていないという負目があり、まず始めたのがビジネスの勉強。それは7年前のことで、それ以来ビジネスに関わる知識や経験を増やそうと取り組み、一区切りがついた2年前までそのことに多くのエネルギーをかけてきた。

 昨年からはコミュニケーションに関わることで、自分自身を高めたいと思い、取り組みを始めた。これも過去の負目体験からくるもの。たまたまかもしれないが、学生時代に付き合ってきた友人はみなコミュニケーションの上手な人気ものが多かった。社交的なように見えて、実は根暗で口下手な私は、そんな人気者の友人を横目でみながら孤独な時間を過ごしていたように思う。

 とにかくコミュニケーションがしっかりととれるようになりたい。人の輪の中に入っていろいろな人と話がしたいと思った。
ただ、ええかっこしーの性格が強い私は「つまらん話しやったな」と思われるのが嫌なため、うかつに人の輪の中には入っていけない。

 「気の効いたコミュニケーションができるようになるぞ!」との思いで始めたが、学んでいるうちに人とのコミュニケーションの前に私自身とのコミュニケーションをしっかりととらないといけないと気がついた。

 コミュニケーションはつながりや絆、私のレベルではまず自分自身とのつながりや絆。これが上手くいかないと私以外の人とのつながりや絆は表面的なものになったり、作ったものになりそうな気がする。
 
 私はいったい何者か?私はなにがしたいのか?どうなりたいのか?こんな問いは今年も続きそう。

「楽しくて、明るくて、強くて、優しくて、少しクールで、驚きがあって、一生懸命努力していて、自分自身の成長が感じられる年」

 これが私のやりたいこと、なりたいものなのかは実は確信はない。でも今はこれ以外にもない。だから、これを実現するために、とにかくやると決めたことをやっていくぞ!。

将来に向けたチャレンジ

2006-01-01 18:44:46 | 覚えておきたい考え
 2006年のスタートにあたって私の目標を定めました。実現に向けて取り組む過程で、選択と集中が必要になるかもしれませんが、これらの目標を常に意識して今年1年チャレンジします。

<2006年の目標>
体脂肪率1桁達成
ボディービルディング大会出場
身体の柔軟性と俊敏性の向上(目標はTBD)
フルマラソン出場
博多で飲む
高知大岐の浜に潜る
中国を訪問し同級生と再開
アメリカでのリーダーシッププログラムの完遂
ミュージカル『Cats』をニューヨーク(または東京)で鑑賞
日本語の語りで勝負できる能力を習得
歌唱力・演技力を向上し新しい芸を2つ以上習得
笑いを大切にし、自分自身と周囲の人の最高の笑顔を実現
厳しさと優しさと楽しさをバランスさせる
意識的に場の雰囲気を楽しくできるユーモア力の習得
自分らしいリーダーシップスタイルを確立
無意識レベルでもリーダーとして行動し語る
聞く力、引き出す力をコーチレベルにまで向上
私自身の人生に影響を与えてくれる人と最低6人出会う
さりげない格好がお洒落なレベルにセンスアップ
大切な人への感謝の気持とコミュニケーションを欠かさない
英語力を向上しTOEIC930とカジュアルな会話力を習得
財務分析力、財務力向上(目標はTBD)
既存業務を集大成し教育雑誌に投稿
2社以上の事業を支援
事業立ち上げ(個人会社設立または共同出資)

 私はとても弱い人間だということを昨年いろいろな人と出会い、いろいろな経験を通じてあらためて痛感しました。でも、それと同時に自分自身への信頼と可能性も信じることができるようになりました。まだまだ18歳のつもりで、今年を一つのステップとして将来に向ってチャレンジします。

ガッチリお金儲けするには

2005-12-04 12:14:31 | 覚えておきたい考え
 TBS系列(広島ではRCC)の日曜朝7:30~8:00の『ガッチリマンデー』という番組がとても気に入っている。

 『ガッチリマンデー』という番組のタイトルには「日曜日に経済の勉強をして月曜から実践しよう!」という意味がこめられているとのこと。

 加藤浩次、真藤晶子の二人が毎週さまざまな「お金」に関わる達人をゲストとして招き、お金儲けのに関わる話を聞きヒントを紹介、またTBSアナウンサーの川田亜子が経済予報士見習いとして実際の現場を訪れてレポートをするというトーク&レポート番組。

 12月4日の放送のテーマは『儲かり達人に聞いた!冬のボーナス倍増大作戦!』。ボーナス50万円の倍増作戦をさまざまな達人に尋ねていた。

 FX購入、株投資、不動産投資、ネットオークション、金購入などさまざまな儲かり達人の話があったが、和民グループ渡辺美樹社長の話はオーソドックスなもののとても共感した。

 「お金を何十倍、何百倍にして行こうと思ったら、自分に投資する、つまり50万円分の本を買う!!文庫本なら1000冊買える、つまり1000人の人と会えると言うこと」

 私もこれまでに株投資や金購入等を何度もやったりやめたりしたが、あまり儲けることができず、それに加えてどうもしっくりこなかった。株や不動産投資でお金を儲けることができる人はそれなりに素晴らしいと思うが、私には能力的にもまた志向的にあわない気がしている。

 自分自身や一緒にビジネスを進めるパートナー、メンバーとともに自分達が情熱を持ってそして誇りを持って取り組める、実態が明確なビジネスで儲けたいと思っている。

 もちろんビジネスを始めるには資金が必要。でも資金よりももっと重要なものは自分自身の情熱、人間性、そしてビジネスについての自分なりの見識を持つことだと思っている。

 冬は本を読むには良い季節。冬にしっかり本をよんで、そして自分自身を磨く機会に参加して『ガッチリスプリング』。やるぞ!!

私は18歳

2005-10-27 15:24:24 | 覚えておきたい考え
 「人を育てることはリーダーにとってもっとも重要な仕事の一つ。自分を超えるリーダーを育てられるリーダーが素晴らしいリーダー。」

 「自分の息子や孫の成長を喜び、自分が敵わないところを見つけたときに喜びを見出す経営者も、組織の中では若い人の話を生意気だとかいろいろな理由をつけて素直に聞こうとしない、その成長を直視しない、素直に認めようとしない。」

 リーダーの役割について他にもたくさん興味深い話を昨日聞いた。

 「リーダーは、若い人は必ず自分よりも優れたものを持っている。そのように考えることが重要だ。若い人にはいろいろな可能性がある」「だから自分自身も自分のことを若く考えることが大切だ。たとえ実際の年齢がそうではないとしても、自分自身は18歳だと本当に思うようにして、いろいろなことを学び吸収し、成長することをやめないこと。」

 とても大切なことだと思った。自分自身について考えてみたとき、ともすれば私の中に、私と一緒に働く人達を見て、その人達の成長を見て、ありのままに成長をしっかりと直視していたか、その成長を心のそこから喜んでいたかを問うてみる必要があると思った。また、私自身が自分の年齢を意識して、自分の成長に自ら限界線を引いたり、制限をかけていることもあるように思った。

 こんな貴重な話をしてくれた方は、本当に自らそのように実践されているように思った。それこそ実年齢よりウン十歳も若い18歳の柔軟な頭で考えて、世なの中で起きているさまざまなことを見つめて、そこにある本質は何か、何が重要なことかを考えている。そして行動している。

 少し変わった方だとそれまでは思うこともあった。でもこの話を聞いて、その人のことが良くわかった。その人はまだまだ伸び盛りの18歳。

 私も見習いたい。