すごい昔の話になったけど、、、紅葉シーズンも末期の昨年秋のこと。
いつもの通り中房温泉から往復して、燕山荘に一泊の行程。
朝から快晴で、週末という事もあって、駐車場は第一、第二駐車場は既に満車で、有明荘上にある第三駐車場奥の1台分の空きスペースをなんとか確保した。
第三駐車場から登山口までは少し歩く。
日帰り立ち寄り湯と、トイレの間を抜けて、登山道に入る。
いつも通り、いきなり、ジグザグの道。
日本三大急登とよく言ったもので、ひたすら登り続ける感じ。
登りが緩やかになり、下りに差し掛かると、第一ベンチだ。
ここから、再び、急登となり、ひたすら樹林帯の中を登る。
木段やガレたところを登って行くが、どこからか滑車の動く音がして、合戦小屋の荷物搬送用のロープウェイ下を抜けて、ほどなく第二ベンチに到着。
この先も尾根伝いの単調な登りが続いて、緩やかなところもあるが、木段なども現れて、強めの登りが多くなり、しばらくして、第三ベンチに到着だ。
ここから、ざれてえぐれたところ、木段、木の根を足掛かりに細かくジグザグに登って行く。
第二から第三ベンチよりは短い間隔で、富士見ベンチに到着する。
富士見ベンチからも、木段やえぐれた登りが現れる。
次第に、灌木帯になり、木々の密度が下がって、日差しが入るようになって、明るさが増してくる。
道が平坦になって、そこからもう少し登ると合戦小屋に到着だ。
合戦小屋には、北側にベンチがいくつも並んでいるが、この日は、空きがないくらい大盛況だ。
ちょうど、出発するグループがいたので、席を確保して、休憩する。
合戦小屋を後にすると、灌木帯で開けており、これまでよりは比較的緩やかな登りとなる。
砂地で、抉れた砂礫の道を過ぎると、尾根のピークにたどり着く。
三角点がある。
この先は、尾根から逸れて、北側を巻いていくように進む。
時折、出てくる岩場も出てくるが、さらに緩やかになり、緩やかになると、北側の視界が開けるはず。
いつもなら爺ヶ岳方面が見渡せるのだが、この日はいまいちな感じで、燕山荘の頂上が見えるだけ。
その後、燕岳登山で唯一の鎖場を抜ける。
と言っても、そんなに危険なわけではなく、他の山ならこれくらいなら無いレベルだ。
燕山荘まで、もう少しだな。
この後は、アップダウンしつつ、最後にテン場へ向けて登ると小屋前の稜線に到着だ。
天気は悪くないが、裏銀座方面はまぁまぁだが、槍ヶ岳方面は、雲がかかって、良くない。
南側の階段を上がって、小屋に行って、チェックインを行い荷物を置いて、山頂に向かう。
花崗岩で白く輝く砂礫地を進む。
はい松に向かって、少し下って、徐々に登り返す、花崗岩の岩間を抜けて、東側に折れて、木段を登り、さらに北側に少し行くと、山頂だ。
北燕岳に見える後立山の山並みも雲に覆われてる。
翌朝のご来光も、わずか一瞬、見えただけ、残念。