祖母山

朝一番の便で、熊本空港から、レンタカーを借り、北谷登山口に向かう

でも、羽田空港の混雑、気流の乱れ
さらには強い向かい風ということで、熊本空港への到着は40分くらい遅れた

登山口への道は、県道から五ヶ所小学校の脇を入るが、すぐに狭い林道に変わる。
ほとんどが、ダートだ。
とにかく道幅も狭い。
幸い対向車には会わなかったが、対向車が来たら、すれ違うのは大変だと思う。

結局、登山口に着いたのは午後1時



いつもなら、止めようかなぁ～？と、迷うところだけど・・・
今回は違う。
もう二度と来れないかもしれない・・・
速攻、準備

10分くらいで、千間平への登山道に入る
暗い樹林帯の中、ジグザグに登ったり、緩やかになったりしながら、淡々と続く。
1合目からこんな感じの木柱が立っているので、目安になる。
0.53kmの等間隔になっているらしい。ホント？



4合目を過ぎて、少し行くと、尾根に出る。
尾根をさらに少し進むと、千間平に到着。



千間平は、結構広い。
でも、視界は、まったくなし

千間平からは、平坦な道が多く、あまり登らない。

次のポイントは三県境。



文字通り、三県の県境らしいが・・・
手持ちの地図では、そんなところはない。
茶屋場ではないかと思われるが、どこにも書いてなくて、わからない。

ここからは、下り。
数分下って、同じくらい登ると、いきなり視界が開ける。



目の前は、祖母山山頂

看板、あったかなぁ？
ここが、国観峠かな？

天気が悪いので、山の表情もよくない。
なんとか、見えてるだけと、いった感じ。
なので、山頂目指して登ってますといった感じ・・・

まっすぐ、広場を抜けて、再び、樹林帯に入る。

すぐに7合目。
そして8合目を過ぎるあたりから、登りは強さを増す。
いたるところで、道の土が流出して、えぐれて落差があって歩きにくい。

祖母山九合目非難小屋との道は、9合目で分ける



頂上は、右手に進むが、少し行くと、分岐はまた現れる。

南東方向へ進んだ道が、風穴からの道と合流すると、その東側が山頂だった。



とうちゃくー

樹林帯は最後まで続くが、山頂は、東側、南側が完全に開けている。
なかなか良い景色。



ちなみに他の方向も見ようと思えば、見えるってくらいかな。



見渡すと、木々は、良い感じで色づいている。



ちょっと暗いかな・・・
時間もないので、慌てて、写真を撮りまってしまった・

帰りは、風穴コースから。
この選択が裏目

コースはところどころ笹のトンネルになっているようなことは、知っていたが・・・

分岐を左手に進むと、すぐに急な下りが始まる。
下りが緩やかになると、笹に囲まれる。
トンネルというよりも、見たこと無いくらいに高く成長した笹が道に覆いかぶさってる。



さらに、笹は、朝の雨をたくさん含んで、体にまとわりついてくる
一気に服やザックは、びしょ濡れ

慌てて、カッパを着込んで、ザックカバーも装着。
遅いかぁ

その後も急な下りと、笹に覆われた道が交互に現れる。
笹に覆われて、道が無いような不安に駆られるが、、、
下をよく見ると踏み跡がはっきりあるので、迷う可能性は少ないとは思う。

それでも、標識もほとんど現れないので、少し心細い
カッパも雨に降られたようにびしょびしょ

笹は、顔の辺りに垂れて顔に当たる
ほんと歩きにくい
仕方なく顔を低く下げて、手で押しのけながら、進む。

すると、いきなり
一瞬、分らなかったが、クラァ～っとして思わずしりもちをつく。

良く見ると、笹にまぎれて太い枝が現れ、脳天にヒット
痛てぇ～

あー、ほんと失敗

笹が終わっても急な下り。
これも、手がかり、足がかりに乏しいところもある。
なんとも頼りなさそうなロープが設置されているが・・・

歩きにくい

引き返せるわけも無いので、我慢して、下る

どれくらい進んだだろうか、突然、看板が現れて、左手の階段を下ると風穴。
風穴は、まぁ、どうってことない。



大きな穴が開いているくらいにしか感じない

風穴を過ぎると、道は緩やかになる

しばらく行くと、沢を下る。
最初は、枯れ沢だが、流れが始まるころに道は左手に離れる。

その後は、淡々とした下りが、続く。
再び、同じ沢に合流し、渡る。
その後、2度ほど沢を渡る。
2度目の沢を渡り、少し上がると広い林道に出る。

そこから少し行って、ようやく登山口に到着。

急いだ甲斐もあって、持参した地図のコースタイムを1時間以上短縮できた