熊野川の河原にある駐車場に車を止める。
やはりGWの世界遺産とあって、人が多い。
本宮大社前から路線バスに乗って、発心門王子まで向かう。
待っていると続々とバス停に人が集まり、最終的にはバスには立ち乗りはもちろん、かなりの混雑になった。
発心門王子は、車道に面した立派な赤い祠があり、石碑も立派だ。
出だしは、路線バスで来た車道を戻る。
しばらく行くと、水呑王子を指す標識が現れ、標識に従って、右手に曲がる。
続く道も車道になるが、何の変哲もない長閑な集落の田舎道といった感じ。
集落抜け、発心門王子から0.9kmの標識を見ると、林に囲まれた道を下り、未舗装の道を進むと水呑王子に到着する。
小さな石碑があり、後ろに古い学校のような建物と、舞台なような広場がある。
近代的な雰囲気が有りながら、使われていない廃墟といったノスタルジックな感じに、古道とは似つかわしくない違和感を感じる。
建物と舞台の間を抜けると、樹林帯に入り、石畳の緩やかな上り坂を登る。
ここは、一変して、古道の雰囲気。
ただ林道を抜けると再び集落を抜ける車道に出る。
またまた、現世っぽい。
少し小高い山腹を抜けるので眺めは良い。
まさに里山といった感じ。
外国人で賑わう民家っぽい茶店を過ぎると、あぜ道っぽい緩やかな登りを行く。
その先に伏拝王子がある休憩所にたどり着く。
休憩所の前の石段を登ると、石碑などがある広場がある。
ここからは東側が開けていて、見晴らしがとても良い。
この休憩所は、簡易な売店とトイレがあって、まぁまぁ立派。
この先は、来た道と反対側の谷に面する山道を行く。
開けた道を進み、樹林帯の緩やかな下り坂を進むと、
突然、車道に出合い、車道にかかる歩道橋を渡る。
歩道橋の先には、三軒茶屋後の広場になる。
三軒茶屋の遺構はなく、小さな休憩所と、
その先に、関所と書かれた簡素で、古びた門があり、一応、これをくぐって、先を行く。
その後しばらくは、緩やかな登りになり、見晴らし台の看板を見ると、分岐になる。
右に進めば、そのまま先を進むことになり、左に進むと見晴らし台への寄り道となる。
前回と同様に、見晴らし台に向かって登り返す。
見晴らし台からは、木々が視界を遮るが、熊野本宮大社の山門と、紀伊山地の山並みは曇ってる…
なんとなく、前回よりも、見通しが悪いように感じるのは気のせいかな?
見晴らし台からは、来た道とは反対側から熊野本宮大社方面に向かう道がある。
ジグザグから急な階段を一気に下って、本来の道へ戻る。
その後、開けると街並みが広がり、石段を下って、住宅地に入る。
里山という感じもなく、ザ団地といった感じ。
住宅地を進んで、緑が現れると、祓殿王子の石碑を見る。
ほどなくして、裏手から入る感じで熊野本宮大社に到着する。
行列に並んで、お参りをする。
石段を下って、スタート地点のバス停のある車道にでる。
世界遺産熊野本宮館で展示物を見物し、川の堤防を通って、産田社の前を通って、大鳥居の正面の道にでる。
鳥居をググると森を抜けて、旧社地大斎原に入ると、雰囲気は一気に厳かになる。