10日に梅雨の晴れ間?と、思い立って出掛けたが、曇り間だった・・・
那須は、東北道を使うと、さいたまからは近いなー
那須湯元温泉から那須高原有料道路上にある那須岳山麓から登ったが、那須まで1時間ちょっと、ICからもそれほどないし、まっすぐなので、道も分かり易い
ロープウェイは使わず、ロープウェイから少し上にある県営駐車場に停めて、徒歩で峰ノ茶屋跡非難小屋を目指す
登山道は、駐車場上の売店の前から。
売店から少し行った小屋の前で、登山届けを出して、鳥居をくぐり、厳つい狛犬を両脇に見て、階段状の登りが始まる
最初は、普通の登りだが、次第に頭を覆う木が少なくなり、右手の朝日岳の尾根が近づいてくると、登りは緩やかになる。
すぐに木々はなくなり、茶色い砂礫の道に変わり、緩やかに左へ回ると峰ノ茶屋跡非難小屋が正面に見える。
その後も峰ノ茶屋跡非難小屋まで、緩やかな登りが続くのが良く分かる
左手の茶臼岳の白い斜面、右手の朝日岳の赤い斜面、ここが火山だと感じる
峰ノ茶屋跡非難小屋には、難なく到着
ここから、まずは、那須岳最高峰の三本槍岳を目指す
剣ヶ峰東側斜面の巻き道を進むが、
巻き道は、平坦だが、巻き道手前の看板にあるように、すぐに雪渓のトラバースがある。
雪切りもされておらず、斜度もあって、下は果てしない
結構、怖い
剣ヶ峰と朝日岳の鞍部を過ぎると巻き道は西側に変わる。
ここから、朝日の肩に向かって、岩稜帯の登りが始まる。
高度感のあるところや、足場の悪いところもある
過剰に鎖が設置されており、危険はないと思うが、不安な人は止めておいたほうがいいかも。
朝日の肩に到着すると、すぐ右手に朝日岳山頂が見える。
ここは、朝日岳は後にして、熊見曽根分岐に向かう
やせ尾根を越えて、もう一度、登り返す。
尾根状の熊見曽根分岐に到着。
目の前には、これまでの草木のほとんど生えていない火山帯から一変して、清水平の湿原とその向こうになだらかな緑の山が東へと広がる。
その正面に見える山の左端、少し西側が崖上になっている山が、三本槍岳だ
三本槍という名前とは、似ても似つかわしくない、とてもなだらかな山容だ。
なんで、そんな名前がついたんだろう・・・
不思議だ
道は、まっすぐ三本槍岳へは向かわず、まずは短い尾根を東へ向かう。
尾根の端からは、階段のくだりとなる。
清水平まで下ると木道となるが、整備が行き届いていないのか、傾いているものもあって、少し不安な状態
木道が終ると、今度はハイマツ帯のゆるやかな登りに変わる。
中ノ大倉尾根分岐を過ぎると三本槍岳との鞍部へ向かって、再び下る。
このくだり道が厄介だ
別に危険なわけじゃないが、前日に雨が降ったせいかもしれないが、道が抉れて、いたるところにぬかるんでいる。
とても歩きづらい・・・
ハイマツ帯を抜けて、一旦平坦になり、最後の登り
ほどなく三本槍山頂に到着
眺めは良く、遠く茶臼岳も見える。
地図では、すぐのように見えたが、こう見ると結構遠い
朝日の肩に登っているときは、熊見曽根分岐が三本槍岳の山頂かと思ったぐらいだ
遠くからでも目立つ、大きな石碑の標識があるから、さらに紛らわしい
この日は風が強くて寒く、風除けもないため。
写真を取って、少し休憩を取っただけで、茶臼岳に向かう
茶臼岳へは、峰ノ茶屋跡非難小屋まで来た道を戻る。
途中、行きには通り過ぎた朝日岳をピストン。
朝日岳山頂からは、茶臼岳が目の前に迫る。
とても殺伐としている
峰ノ茶屋跡非難小屋まで戻ると、
茶臼岳には、東側に回るようなガレ場の登りとなる。
火口のある山頂をさらに取り囲むように外縁に岩場がある平坦地を抜ける。
ロープウェイからの道との合流点の標識が見えると、そこが火口だ
山頂は、火口の南側にあるようだが、祠のあるところなのかな。
鳥居の近くからは、いたるところから、水蒸気が出ていて、さすが火山だなと思わせる。
北側を見るとはるか三本槍岳まで見渡せる
帰りは、来た道の反対側の火口西側から。
西側から下を見ると轟々と硫黄色したガスが噴出。
那須岳は、どこからでも見渡しが良くて、なかなか良い山だと思う
やはり樹林帯の中をひたすら登るだけだと、つまらない