日本全国にはどれだけの「養老の滝」があるのだろうか。
どこへ行っても見かけるのが「養老の滝」
しかし、この養老の滝はあまり人々に知られてはいないようだ。
滝へ降りていく階段は朽ちているし、
階段の隙間にはきのこが生えている。
人が通っていない証拠だ。
本当の穴場。
周囲は鬱蒼とした林。
↑ の道は通行止めになっている。熊の出没地らしい。
旅行中、何回も熊が目撃されたとの知らせを聞いた。
山の中ではなく、民家に近い場所だそうだ。
今年は特に多いと聞く。
しかし、可憐な花が人に踏まれることなく咲いているのが嬉しい。
途中、滝の流れが見えてきた。
この先はかなり足場が悪いとかで、私は行かなかった。
↓ は連れが撮った写真。
養老の滝の後は牛乳を運ぶタンクローリーが通るミルクロードを通り、最近は見かけないというサイロを遠目に眺めた。
そんな長閑な風景を楽しみながら時計を見ると、まだ11時少し前。
空港へ着く前にどこかへ寄るのかと思っていたら、車は中標津空港へと入っていった。
「ここ、空港?」と驚いて聞くと、
「そうです」と答える運転手。
???
まだ11時。
飛行機は14時45分発。
ポカンとしている我々を降ろし、運転手は「それではここで」と言って去っていった。
まさか空港で放り出されるとは思っても見なかった。
空港は閑散としていてスタッフらしき女性が一人いるだけ。
売店もレストランもまだオープンしていない。
さて、3時間半をどうやって過ごそうか。
他のタクシーを呼んで近隣を回るとしても空港にタクシーはいない。
自動販売機はあるから飲みものは調達できるし、トイレも勿論ある。
ただ、椅子は長時間過ごすのには向かない。
ここでぼんやりしていてもしょうがないので、空港の周りを散歩することにした。