ひろの旅行記

旅の記録

北海道 4 神の子池

2023年06月13日 | 旅行

神の子池へ到着。

車を降りて池周囲を散策しようと歩き出した時、確かに運転手は一緒だった。

ところが入り口付近で見失ってしまった。

それほど広い場所ではない。

周囲を見回すと、先に歩いていた女性のグループにそれらしき人がいる。

まだ今日会ったばかりで、顔を覚えるのが苦手な私は確信が持てなかった。

でも、こちらではなくあちらのグループに池の説明をしているようなので、別人だとその時は思った。我々の運転手はきっと車に戻ったのだろうと。

彼らの後ろからゆっくりと写真を撮りながら池の周囲を回った。

 

この池は摩周湖の伏流水からできている、というところから「神の子池」の名がついたそうだ。

透き通った青い水が神秘的だと説明を受けた。

 

 

 

透き通った水は美しい。

朽ちた木から新しい命も芽生えている。

 

 

小さな滝から聞こえる水が流れる音も、我々を癒してくれる。

 

倒木も多く、一部が池の中に沈んでいた。

そこには青い水が湛えられて、池の底までくっきりと見える。

 

 

 

 

だが想像していたのとは違った。

池全体ではなく、一部が青いのだった。

そのまま池を一周して入り口付近まで来たとき、先ほどのグループと別れてタクシーへ向かう人がやはり我々の乗ってきた運転手だと気づいた。

 

 

我々の顔を見ると、悪びれる様子もなく「これから裏摩周へ行きましょう」とにこやかに言った。

彼にとっては、客である我々ではなく関係ない別のグループの案内をすることは至極当たり前のことのようだった。

文句を言うようなことでもないし、これから旅行中はずっと案内してもらうのだしと、おとなしくタクシーに乗って裏摩周へと向かった。


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