因果一如

昨夜のテレビの深夜番組で耳にした言葉「因果一如」って言葉がまさに目から鱗！

因果…っていうとすぐに思い浮かぶのが「因果応報」＝やればやっただけ結果は出る、ってゆうのはよく聞く言葉。そうゆー感性はすごくわかりやすい。自分自身も子供のころから色んな部分でそう教えられてきたし、今でもそーいう思いはすごく強い。

もちろん努力するからには少なからず見返りを求めて努力するわけだし、仕事にしたって「遊んでてボロ儲け！」なんてありえない！！（まぁ実際にはそーゆー人もたまには居ちゃうのが世の中の不平等だし、そーありたいとも思っちゃうけどね・笑）

息子の野球に関しても、もう高校生なんで最近こそ何も言わないけど、小学校の頃は常に「スブリ（練習）しなきゃヒットなんて打てるわけないぞ！」ってちゃぶ台ひっくり返す勢いで星一徹のように言い続けてきた。

そりゃー当然だよね。できるようになるための練習だもん。

ただ、いつしか息子の考え方も変な風に感化されてきたのか、前にもちょっと書いたことあるかもだけど、ちょっとサボりぎみだと「しばらくスブリやってなかったから今日は打てっこないや」っていうネガティブ思考になったり、逆にやってるときは「スブリやってきたのに何で今日結果が出ないんだよ」なんてイライラしたりするように…。

そりゃー努力することで結果はついてくるんだろうけど、そんな簡単に皆が皆、結果が出るんなら誰もがプロ野球選手だし、誰もがイチローだ！



それに対して「因果一如」とは似てるようで違う。

原因と結果は一緒という事。頑張った、努力したからいい結果が出るとは限らない。結果を期待しない努力、目の前の現在できることに集中し、ベストを尽くす生き方が大事なんだということを説いている禅の言葉だそうです。正直、宗教だとか思想だとかあんまり興味はないんだけど、無性にこの言葉は私的には響いちゃったんですよね！

結果ではなくて、今が大事ってこと。ん～奥が深い！哲学的で理屈っぽいかもしれないけど紐解いていくとわかる。

さっきのスブリの話に置き換えるなら、スブリをしていれば結果ヒットが打てなくてもスイングスピードはあがってるはずでしょ？どういう結果が出ようとスブリした時点で目指す事には近づいている。正解・不正解でもなければ勝ち・負けでもない。結果がどうなるかじゃなくて目指す目標に対して今何をするかが一番大事なんだ、ということなんじゃないのかな？（違う？）

そう考えると、出た結果に一喜一憂することもバカバカしいし、どんな状態であっても前を向いていられるんだと！…それって…すげーかっこよくないですか？！

今日からこの言葉、私の座右の銘にしようと思います（笑）