因果一如

㈱HIRO建築設計、代表者のHIROと申します。ちょっと個人的、ゆるーいけどディープな話題を書いていけたら…と思います!

本を読みました

2012-11-30 14:27:56 | 本と雑誌

ベストセラー!と聞いて、今更かもしれないですが、百田尚樹「永遠の0」を読みました。

最初の方こそ、耳慣れぬ戦争の話、軍の階級であったり、戦地の場所、戦闘機や軍艦の名前などにちょっと戸惑ったのですが、本の3分の1を過ぎた頃から物語の世界に一気に話に引きこまれ、夜な夜な、最後まで一気に読みきっていました。

そうして、前評判通り、物語のテーマである、主役「宮部小隊長」の約束と覚悟・・には、本当に満足できる感動を得る事がでたわけです。

特に物語の後半「特攻で死んだ」としか聞かされていなかった祖父「宮部」の気持ちが手に取るようにわかり始めると、それが叶わぬこととわかりきっているのに「宮部を生きて帰してあげたい」気持ちが読みながら生まれ、宮部の無念さであるとか、彼の周辺の人々の思いに同調し、知らず知らず湧き上がる感動に涙があふれました。

ただ、そんな感情とは別に、その背景にある当時の日本にもすごく興味をもちました。

現在、終戦から67年。戦後復興を果たした我々の周りは、ありとあらゆるものに恵まれています。衣食住に恵まれた環境のもと、教育も約束され、まして文字通り「命を削る戦い」なんてほとほと縁があるはずもありません。

もちろん、戦後育ちである私たちには、それらが全て無かった頃を想像する事は難しいし、この本を読み終えた後では、その頃に生きた人々に軽々しく同情する事は不謹慎であるようにさえ感じてしまうのです。

今までの自分の中のセオリーでは、戦時中=貧しい、ひもじい、戦争で殺されたりして怖い、かわいそう、間違った軍国教育・・・ありとあらゆる事に戦時中が不憫であった事なんて、今までもテレビのドキュメンタリー、映画やドラマなどで知る事はできた訳ですが、今まで思いもしなかった事、「平和ボケ」している間に日本人が本当に忘れてしまったもの、逆に当時のほうが優れていた点も改めて感じさせるものでした。

愛国心とは何か、国を、そして身近な人を守る本当の生き方。物語にもあったように、当時は偏ったナショナリズムの中、狂気の時代でしたが、そこに生きる人々はそれぞれが、それぞれの運命の元、懸命に生きていました。

今のように軽々しく、日本はダメだ、とか政治がダメだ、世の中がダメだと、愚痴ばっかり言って諦めず、何としても良い方向に向ける努力をしてきました。当時の人たちに現代人の恥ずべき生き方を指摘されたような気持ちになりました。

自分の周りも、何人かの叔父が戦争に行った、とは聞いていましたが、全て数年前に他界しています。もうほぼ、戦後生まれ世代になりかわる今だからこそ、当時の話は興味深かったのかも知れません。

今となっては亡くなってしまった戦争に赴いた叔父たちですが、もっと当時の話をしておけば良かったな、とちょっと後悔したりもしました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう、うんざり!

2012-11-21 18:27:26 | 国際・政治

あまり今の政治には興味はないんですが、また選挙になるようですね。

我が選挙区は「群馬4区」。素人立場ですが注目すべきは、「自民」Vs「維新」。

福田康夫元首相の息子である若きサラブレットが引退した父の地盤を継いで自民公認候補で初出馬!・・・に対して高崎市会議員をトップ当選した若き女性議員が国政に名乗りをあげ、維新の公認で出馬!!・・・これは、かなり熾烈な争いになるに違いないでしょう。全国的にも注目されるのでは??

あれ?ここで、あの民主→国民の生活へ行ったお騒がせ女性議員「M」はどこ行ったんでしょう?

彼女、「千葉4区にお国変え」だそうです。で、野田総理の刺客として送り込まれたんだとか・・・あきれて物が言えないです。

そもそも、彼女、群馬4区にも、どこからともなく現れました。縁もゆかりもない所なのに何故??突然、ウチの近くに選挙事務所ができました。遊説では、「誠心誠意、地元のために尽くします~!」って、あなた誰??ただの元フジテレビ社員、だとか??他人が子供と野球やってるグランドのとこまで来て愛想振りまいてましたけど、時の自民公認候補、福田康夫元首相を倒すため、刺客として民主党から送り込まれて来た候補でした。

で、あの「政権交代」につながる選挙となったわけです。

もちろん、この群馬4区でも当時は勢いのあった民主党、福田康夫元首相も苦戦を強いられましたが、結局は地盤強し、再選!!Mは落選した訳だったのですが、政権交代とともに議席の増えた民主党の比例候補として晴れて国会議員になったわけです。

議員になったあとは、私生活では酔ってマンションから落っこちるわ、国会での奇行は目立つわ・・・結局、お世話になった民主党を鞍替えしてまで小沢にくっつき離党。今度は国民の生活が第一ですか!?

ってことは、そもそも、Mは民主党でもなければ、国民からも支持されてないのに議員をしてる、ってことになります。で、国民の生活が第一?千葉4区?野田首相への刺客?

あまりにもバカにしているよなぁ。

元の話に戻って、私は、さほど政治には関心ありません。そういう輩が政治家になる状況だから、なおさら誰にも期待できないような気がしてなりません。

本音を言えば、まずは、目先の景気、なんとかして欲しいのですが・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10円

2012-11-12 19:12:34 | インポート

今日はどうでもいい話。

いつもの朝のウォーキング。雨あがりの水溜りの中にキレイな10円球が落ちてました。

わざわざ、拾うのも面倒なので、足が濡れないように水溜りをまたいで通りすぎました。

・・・これって、自惚れっていうのか、いつのまにか自分は10円を「お金」とも思わないようになってしまったんだなぁ、となんだか寂しく思うのと同時、「蟻とキリギリス」のキリギリスのような人間になってしまった気がしました。

10円を笑うものは、いずれ、10円に泣く日がくるかもしれない・・・

あれっ??…かといって、落ちてる10円だし、そのままポケット入れたらネコババ、それはそれで犯罪ですね。

そんな風に10円見つけたとき、正しい大人の行動ってどうなんでしょうね??

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スマートホン

2012-11-01 17:27:16 | アート・文化

今日から11月、あっという間にもう今年も残り2ヶ月ですね。

事務所も新装開店!先月からスタッフも一人増え、新たな気持ちで今年もラストスパート、頑張って行きましょう!!

さて、何かと忘れっぽい自分ですが、ちょっとした忘れ物もしないように毎朝、玄関を出る時、心の中でつぶやいている言葉があります。

「たばこ、携帯、財布、カギ」

この4つさえ忘れなければナントカなる、ってものをチェックする言葉です。・・・って言っても、既にタバコはやめているので、今は必要なのは残りの3つですが、これは語呂としてワンセットの呪文のように続けている言葉なので、今でも毎日心の中で繰り返しています。

さて、その4つの不可欠な持ち物の中でも「携帯」、これは自分の携帯電話もさすがに今はスマ-トホンにしました。最初は慣れずに苦しんだスマホ、今では何をするにも不可欠なものになりつつあります。

そもそも、世の中のあらゆるものがスマホ対応とかになりつつあるので、それが今の流れなんでしょう。

パナソニックの「スマート家電」なんか、冷蔵庫、洗濯機、オーブン、炊飯ジャーなんていういわゆる「白家電」でさえスマートホンでアプリをダウンロードして操作できるものも出てきました。

考えようによっては、お財布ケータイ機能を使えば、スマホさえあれば財布も要らない。家のカギ、車のキーだって、もしかしたらスマホに組み込める技術もあるんじゃないかと思うし、テレビ、DVD、エアコンのリモコン、住宅設備の給湯器リモコン、ドアホン・・・何でもスマホに組み込む事は可能なんじゃないかと思います(既にあるのかな?)

もし、そういう時代になったら、私の呪文も

「スマホ」だけで済んじゃう気もします!それは便利だ~!・・・って言うか、一個だけなら忘れすはずも無いでしょうが!

ただ、もしそんな時代になった時、スマホが水没したり、壊れたり、誤作動しても困るんだろうし、便利さだけじゃなく一長一短あるものなんでしょうね。

スマホ・・・色んな可能性があるだけに、これからはその使い方の汎用性に注目したいところです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする