はぁ…(例によってため息)
夏大会つづきです…春のリベンジを!と息巻いて臨んだ伊勢崎清明戦だったんだけどなぁ…。
何もする前に自滅してしまった春とは違い、我が3年生エースの好投、強打の清明打線を粘り強く抑え、最少失点には抑えたものの、相手エースもそれに勝るとも劣らない好投で「どうしてもあと一本が出ない」。終わってみれば、3-2のロースコア対決は今一歩の惜敗…という形で終えました。
我がチームの夏は残念ながら終わってしまいました。
さて、自チームのことはさておき、時に勝者よりも敗者のほうに感動を覚える高校野球。今年も色んな場面で感動をもらいました。
前にも書いたことがあるかもですが、今年は息子の同級生に限らず、自チーム以外で特に思い入れのある3年生たちが色んな学校に散らばっています。
息子の先輩として少年野球時代に関わっていたから、っていうのもあるし考えてみると3年生ということは1つ違いの娘とは同級生でもあるので、そういう意味で保護者とも親交も深かったりして、そんな3年生たちの最後の夏を見届けてあげたい気持ち、っていうのもあって自チーム以外の試合も極力球場に足を運びました。
私立高校に入ったある先輩を城南球場で見かけました。彼は進学コースで普通課の野球部員とは同じ練習に参加できないことから、チーム1位の俊足でいながらも自らサポートする側を選択し応援団長になったんだ、と聞いています。
一度は辞める、って迷ったこともあったなんて噂も聞きました。きっと言葉では言い表せない悔しい思いはあったでしょうが、必死で応援する姿にはベンチ入りを羨んだりするような素振りは微塵もなく、すごく真剣そのものでした。
残念ながらそのときその高校は敗退してしまったのですが、試合終了後、エール交換を終え、片付けに皆が動き回っている中、彼は応援団長の格好のまま呆然と涙を拭っていました。
チームが負けたのは残念ですが私的にはそんな彼の姿が見れて良かった!負けてグランドで涙する姿にも少しも劣らないほどカッコイイ!!それだけで彼の気持ちは十分伝わったし、きっと彼のご両親にしても野球を続けさせたことの意義を感じられたんじゃないのかな、なんて思いました。
また、別の県内屈指の強豪校には春ベンチ入りしていた先輩も居ます。彼は春にはベンチ入りしたものの大きな出番はありませんでしたが、誰よりも機敏にバット引きやらレギュラー陣のサポートをしている姿には胸を打たれました。そしてこの夏…残念ながら最後の最後でレギュラーに半歩及ばず悔しさに涙しました。そんな彼も敷島球場のスタンドで応援団の先頭で声を張り上げていました。声をかけると、日焼けして真っ黒な顔からこぼれる真っ白な歯!ホント2年半の野球生活の後悔なんて微塵も感じさせない姿がとてもカッコ良かった!
彼らには、きっと高校野球の本来の目的である「勝敗に関係なく人間として一歩成長させる」姿を見せてもらいました。そういう姿が感動を生むんですよね。本当にそんな姿を見せてもらえるこちらのほうが感謝したいくらいの思いです。
自チームでは名残惜しくも22日の清明戦後、即3年生は引退、翌日23日からは息子たちの2年生主体のチームとして動き出したようです。
息子らも最上級生にはなりますが、むしろこれからの方が争いは厳しく、下級生含めて同ポジションが8人くらいいて、そのうちナンバー2に入らないとノックも打ってもらえなくなっちゃう、っていうので今更かよ、とは思いつつもセガレ自身も火が付いたみたいに練習から帰っても夜な夜な家でも素振りをしてます。
もちろん、他の高校でもベンチ入りの争いは熾烈な高校もあるし、同ポジションに複数人重なることなんて珍しい事じゃありません。でも、彼らもそうして競いながら人間として成長していくのです。
先日は3年生のとある親父仲間の話、「息子に怒られた」と。何で?と聞くと、同ポジションで争っている子が怪我をした、というから、逆にチャンスじゃん…って言ったら「俺は正々堂々とレギュラーを獲るし、仲間の怪我は嬉しい事じゃない!」って言われた…と。
スゴイ!大人!すげー正論。まさにぐうの音も出ない、ってやつ。そう言っちゃった親の気持ちもわかる。わが息子にはチャンスだって思っちゃうもんね。けど、息子にとっては親にも自分を信じてもらいたいし、それ以上に正々堂々と戦っていることを否定されたような気持になったが故の反論だったんだろうね。…これには、親の方が恥ずかしくなっちゃうくらいだよね。
我が息子も、あと1年!!そんな事が言えるくらいまっすぐ、そして真摯に向き合ってもらいたいです!
夏大会つづきです…春のリベンジを!と息巻いて臨んだ伊勢崎清明戦だったんだけどなぁ…。
何もする前に自滅してしまった春とは違い、我が3年生エースの好投、強打の清明打線を粘り強く抑え、最少失点には抑えたものの、相手エースもそれに勝るとも劣らない好投で「どうしてもあと一本が出ない」。終わってみれば、3-2のロースコア対決は今一歩の惜敗…という形で終えました。
我がチームの夏は残念ながら終わってしまいました。
さて、自チームのことはさておき、時に勝者よりも敗者のほうに感動を覚える高校野球。今年も色んな場面で感動をもらいました。
前にも書いたことがあるかもですが、今年は息子の同級生に限らず、自チーム以外で特に思い入れのある3年生たちが色んな学校に散らばっています。
息子の先輩として少年野球時代に関わっていたから、っていうのもあるし考えてみると3年生ということは1つ違いの娘とは同級生でもあるので、そういう意味で保護者とも親交も深かったりして、そんな3年生たちの最後の夏を見届けてあげたい気持ち、っていうのもあって自チーム以外の試合も極力球場に足を運びました。
私立高校に入ったある先輩を城南球場で見かけました。彼は進学コースで普通課の野球部員とは同じ練習に参加できないことから、チーム1位の俊足でいながらも自らサポートする側を選択し応援団長になったんだ、と聞いています。
一度は辞める、って迷ったこともあったなんて噂も聞きました。きっと言葉では言い表せない悔しい思いはあったでしょうが、必死で応援する姿にはベンチ入りを羨んだりするような素振りは微塵もなく、すごく真剣そのものでした。
残念ながらそのときその高校は敗退してしまったのですが、試合終了後、エール交換を終え、片付けに皆が動き回っている中、彼は応援団長の格好のまま呆然と涙を拭っていました。
チームが負けたのは残念ですが私的にはそんな彼の姿が見れて良かった!負けてグランドで涙する姿にも少しも劣らないほどカッコイイ!!それだけで彼の気持ちは十分伝わったし、きっと彼のご両親にしても野球を続けさせたことの意義を感じられたんじゃないのかな、なんて思いました。
また、別の県内屈指の強豪校には春ベンチ入りしていた先輩も居ます。彼は春にはベンチ入りしたものの大きな出番はありませんでしたが、誰よりも機敏にバット引きやらレギュラー陣のサポートをしている姿には胸を打たれました。そしてこの夏…残念ながら最後の最後でレギュラーに半歩及ばず悔しさに涙しました。そんな彼も敷島球場のスタンドで応援団の先頭で声を張り上げていました。声をかけると、日焼けして真っ黒な顔からこぼれる真っ白な歯!ホント2年半の野球生活の後悔なんて微塵も感じさせない姿がとてもカッコ良かった!
彼らには、きっと高校野球の本来の目的である「勝敗に関係なく人間として一歩成長させる」姿を見せてもらいました。そういう姿が感動を生むんですよね。本当にそんな姿を見せてもらえるこちらのほうが感謝したいくらいの思いです。
自チームでは名残惜しくも22日の清明戦後、即3年生は引退、翌日23日からは息子たちの2年生主体のチームとして動き出したようです。
息子らも最上級生にはなりますが、むしろこれからの方が争いは厳しく、下級生含めて同ポジションが8人くらいいて、そのうちナンバー2に入らないとノックも打ってもらえなくなっちゃう、っていうので今更かよ、とは思いつつもセガレ自身も火が付いたみたいに練習から帰っても夜な夜な家でも素振りをしてます。
もちろん、他の高校でもベンチ入りの争いは熾烈な高校もあるし、同ポジションに複数人重なることなんて珍しい事じゃありません。でも、彼らもそうして競いながら人間として成長していくのです。
先日は3年生のとある親父仲間の話、「息子に怒られた」と。何で?と聞くと、同ポジションで争っている子が怪我をした、というから、逆にチャンスじゃん…って言ったら「俺は正々堂々とレギュラーを獲るし、仲間の怪我は嬉しい事じゃない!」って言われた…と。
スゴイ!大人!すげー正論。まさにぐうの音も出ない、ってやつ。そう言っちゃった親の気持ちもわかる。わが息子にはチャンスだって思っちゃうもんね。けど、息子にとっては親にも自分を信じてもらいたいし、それ以上に正々堂々と戦っていることを否定されたような気持になったが故の反論だったんだろうね。…これには、親の方が恥ずかしくなっちゃうくらいだよね。
我が息子も、あと1年!!そんな事が言えるくらいまっすぐ、そして真摯に向き合ってもらいたいです!