私の仕事でも、じわりじわり日常の仕事量に影響が出てきました。
建物を計画していても、情勢の不安定さから決定を先送りにしたり取りやめたり…
それも当然の話ですよね。誰もが同じ。今は非常事態。誰のせいでもありません。
あーあ。今年は、いつの間にか桜も散ってしまいましたね。
(これは去年の桜)
あともうひと踏ん張り!絶対、この危機を乗り越えて皆で笑いあいたいものです!!
にしても…ですが
家で暇を持て余しながら、SNSに目を向けると、ホントに見てられない。
例の老人施設に関する感染者は少しづつ増え、クレームについても次から次へ湧き上がる。
「うちの親もそこに入れたけど、感じ悪かった」とか
「以前そこで働いたけど賃金安いしブラック」「金取り主義の会社を晒せ!」とか
「あんなに感染者出して近所に説明もないのか!」とか。
前回のブログで書いたように私は関係はうすいながら少し経営者側を近いところで見ているので、どうしてもそういう批判の仕方には腹が立つし、違うと思ってしまいます。
感染者を出したくて出したわけではないし、最大限注意はしていた。
そもそも金取主義かどうかはともかく、あなたが面倒をみていない親の面倒をきちんと見ていた施設であって、非人道的な虐待をしていたわけでもない。働く環境?肌に合わない職場なんてそこに限らずたくさんあるし、SNSの話題に乗っかって自分だけの偏った考えで特定の人、会社を誹謗中傷する姿には呆れる!
あまりにも想像力が無い、自己中、身勝手な発言だ。
先日、その社員の方に会ったけれど、彼は幸い感染は免れていますが日夜、クレーム対応に追われて半ば鬱状態。目の下にはクマ。
実際、多数出してしまった感染者に申し訳ない気持ちと世間の誹謗中傷に疲弊していました。
これに限らず今回の一連のコロナ災害で一番感じているのは人の浅ましさ。
物が無くなれば我先に、と買いあさり、感染者の多い東京からは田舎の別荘とかへウイルス疎開をするセレブ。そしてそれを批判する一般人。で、そんな経緯もあって不本意に地方でウィルスが広がり始めたら、持ち込んだ人を個人攻撃で叩く。
そういえば先日、県内某郡部で一人目の感染者が出てやはりSNSで叩かれていたけど、きっとその人なんて家族で「村八分」でしょう…
たしかに考えが甘かった事、皆に迷惑かけた事、は否めないとしてもやむを得ない事情があったかもしれない…もしそれが家族だったら「怒り」よりも「心配」でしょ?
ウチだって今娘が都心で一人暮らし。四六時中とても心配です。会いに行きたいけど、道中、若しくは都心での感染を考えたら行くことはやめた方が良いです。
娘の仕事も今はコロナの影響で出勤自体がかなり少なくなり、家にいることが多いようです。同期の同僚も同じマンション内に居ても会ったりはせず一人で家に閉じこもっています。
だからといって群馬に帰りたくても、「もしかしたら無症状」って考えると群馬には行かない方がいいよね、って娘は笑います。
先日は普段あんまり使わない「LINEのビデオ通話」というのを使って久しぶりに元気な顔を見ながら話しました。
ささやかながらの息抜き。少し安心して、また頑張れる、って言ってました。
こんな時だから
人を思いやる気持ち、人にやさしい気持ちが大事なんじゃないかなぁ、と思う今日この頃です。