安らぎの里・お絵描き、写真、時々古典

次男の絵・ワードでお絵かき・街の鳥、花、景色の切取・時々古典文学・いろいろ発信しています。

昭和ー12

2018-06-01 22:06:56 | 古典

 

昭和ー12

(明治・大正・昭和・平成)

 

河井酔茗 (かわい すいめい)

 

1874年(明治7年)~ 1965年(昭和40年)91歳没

 

大阪府出身 詩人

 

 「文庫」の記者として詩欄を担当し、多くの詩人を育てる。また雑誌「女性時代」「詩人」を刊行するなどして口語自由詩を提唱した。詩集に『無弦弓』『塔影』など。

※前回「ゆずりは」の木を紹介した時、河井翠明の詩、「譲葉」ゆずりはを紹介しました。改めて河井翠明の紹介をします。やはり河井翠明の代表作は「譲り葉」です。。前回は前半を少し紹介したので後半を少し紹介します。

 

 

 

 

世のお父さん、お母さんたちは

何一つ持ってゆかない。

みんなお前たちにゆずってゆくために

いのちあるもの、よいもの、美しいものを、

一生懸命に造っています。

 

 

今、お前たちは気が付かないけれど

ひとりでにいのちは延びる。


鳥のようにうたい、花のように笑っている間に


気が付いてきます。

そしたら子供たちよ、


もう一度ゆずり葉の木の下に立って

ゆずり葉を見る時が来るでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

遠藤 周作(えんどう しゅうさく)

 

1923年(大正12年)~ 1996年(平成8年)73歳没 小説家

 

随筆や文芸評論や戯曲も手がけた。

 

代表作に 『白い人』『海と毒薬』『沈黙』 『侍』『深い河』

 

 

 

 

蒸し暑いのか?家の中にいればいい加減・・・

今日も見ていただいて有難うございました。 

 

 

 

では又~~   

 


昭和ー11

2018-05-27 16:02:26 | 古典

 

昭和ー11

(明治・大正・昭和・平成)

 

 

 

 吉野 (よしの ひろし)山形県 出身の詩人。

 

  1926年(大正15年)~2014(平成26年)87歳没

 

代表作には「祝婚歌」、国語の教科書にも掲載された「夕焼け」、

 

「I was born」、「虹の足」などがある。

 

  

  

※私が「夕焼け」を知ったのは国語の教科書ではなく、朗読の勉強の資料で出会ったのが初めてでした。いろいろ好きな詩はありますが、一番をあげるならこの詩です。これはいつの時代にも通用する日常の生活の中の一コマで、若い娘が一度は体験するような出来事・・・自分のことのように胸がきゅんとなります。

この詩をしってから、忘れられなくなりました。

「吉野弘」の代表作の1番に挙げられるのは「祝婚歌」ですが、祝婚歌もいい詩ですが、私は「夕焼けが」一番お気に入りです。

 

 

  ちょっと長いのですが、ぜひ・・・

 

 

 

 

  

家の中にいたらうすら寒いです。

今日も見ていただいて有難うございました。

 

では又~~  


昭和ー10

2018-05-25 21:44:19 | 古典

 

昭和ー10

(明治・大正・昭和・平成)

 

 

吉行 淳之介(よしゆき じゅんのすけ)

 

 1924年(大正13年)~1994年(平成6年)70歳没

 

小説家。代表作に『驟雨』『砂の上の植物群』『暗室』 『鞄の中身』『夕暮まで』対談やエッセイの名手としても知られた。妹に女優の吉行和子がいる。

 

 

 

 

 

北杜夫(きたもりお)

 

1927年(昭和2年)~ 2011年(平成24年) 84歳没

 

 小説家、随筆家、精神科医

 

『どくとるマンボウ航海記』 『夜と霧の隅で』
『楡家の人びと』 『輝ける碧き空の下で』

 

父は歌人で医師の斎藤茂吉、兄はエッセイストで精神科医の斎藤茂太

 

今日も見ていただいて有難うございました。

 

では又~~  


昭和ー9

2018-05-23 19:59:17 | 古典

 

昭和ー9

(明治・大正・昭和)

 

岡本 かの子おかもと かのこ)

1889年(明治22年)~1939年(昭和14年) 50歳没 

小説家、歌人、仏教研究家。

漫画家岡本一平と結婚し、芸術家岡本太郎を生んだ。

代表作

 『母子叙情』『老妓抄』『生々流転』

 

 

 

 

水上 (みなかみ つとむ)

 

1919年(大正8年)~2004年(平成16年)85歳没

 

福井県出身 小説家

 

社会派推理小説『飢餓海峡』、少年時代の禅寺での修行体験を元にした『雁の寺』、伝記小説『一休』、『越前竹人形』、『金閣炎上』などで知られる。

 

 

 

今日も見ていただいて有難うございました。

 

 

 

では又~  

 


昭和ー8

2018-05-21 20:33:36 | 古典

昭和ー8

(明治・大正・昭和)

 

 

 

 

 

 

佐藤ハチロウ  1903年(明治36年)~1973年(昭和48年) 70歳没

 

母親への想いなどをうたった叙情的な作風で知られ、2万にもおよぶ詩のうち3千が母に関する詩である。作風に反して私生活は放蕩、奇行が多かった。(それには幼少期のいろんな事情からくるものがあったようだ・・)

 

作品に表現されている「母親への想い」はフィクションだという。童謡に「ちいさい秋みつけた」 「かわいいかくれんぼ」 「うれしいひなまつり」「わらいかわせみに話すなよ」 「お山の杉の子」 「めんこい仔馬」など。歌謡曲に「リンゴの唄」 「長崎の鐘」 「うちの女房にゃ髭がある」 特にサトウハチローが作詞し並木路子が歌い大ヒットした『リンゴの唄』は占領下の日本を象徴する歌となった。

 

ハチロウの「お母さんの詩」は私も大好きで、その中でも一番すきなのは

 

「一番苦手なのは」です。他にも好きなのはいっぱいあります。

 

 

一番苦手なのは  おふくろの涙です

何もいわずに  こっちを見ている  涙です

その涙に   灯りが   ゆれたりしていると

そうして  灯りが  ふくらんでくると ・・・・・
 

・・・・・ これが一番苦手です

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

五味川 純平(ごみかわ じゅんぺい)

1916年(大正5年)~ 1995年(平成7年)79歳没

小説家。旧満州・大連生まれ。

 

 作品

『人間の條件』映画化にもなった。 『自由との契約』『歴史の実験』 『アスファルト・ジャングル』 『孤独の賭け』 『戦争と人間』

 

 

 

 

 

今日も見ていただいて有難うございました。

では又~~