ちょっと変わった花、いわれのある花
~山吹の花~
太田道灌、ご存知ですね(^^♪
七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき
この歌は「後拾遺和歌集」巻十九の「兼明親王」の歌です
室町時代、川越領主の太田道灌が、埼玉の越生(おごせ)付近でにわか雨にあい、蓑を借りようと近くの農家に立ち寄りました。すると一人の少女が出てきて、だまって山吹の花を差し出したのです。
道灌は「山吹の花」にちなんだ、冒頭の古歌が思い浮かばず、少女の主旨が理解できませんでした。
(庶民の少女でも知っている歌を自分が知らなかったと)
道灌はそのことを恥じ、のちに大いに学問にも励み、文武両道を兼ねた名将になったのだそうです。
これは一重ですね。
これも一重
七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき
というように、八重咲きには実がならないのです。だから貸してほしいといわれている蓑(実の)が無いほど貧しいのだということを伝えたかったのですね。
「一重には実がなるのです。だからこの歌は八重咲きの花を渡したということになりますね。」
これは八重咲きです。
新宿中央公園にはそのシーンがブロンズ像として設置されています。
オニバス
オニバスは隣町の池に咲いています。その年によって、咲く年、咲かない年があるみたいです。花は小さく、あまり目立たない花です。
でも咲き方が蓮の葉っぱを突き破って出てくるのです。ホント変わった花です。天然記念物みたいです。
ちょっと変わった花、いわれのある花
ついでに、オオオニバス。これは大きい葉っぱで、子供ならこの上にのれるのだそうです。友達のをお借りしました。
これは蓮です。ここには蓮の咲く池やオニバスの咲く池が五つも、六つもあります。だからでしょう、地名は「池尻」です。(*'▽') 花が咲く頃になると多くの人が撮影のために遠くから来られます。
蓮が開花して花が終わると左にある形になります。
蓮の花
ネジバナ 公園のあちこち、道端にも咲いています。
ちょっと回りだしているの解りますか?
芯の周りをくるくるとねじるように花が開いていきます。綺麗な花です。
今日も見ていただいて有難うございました。
では又~~ (´-`).。oO