昭和ー12
(明治・大正・昭和・平成)
河井酔茗 (かわい すいめい)
1874年(明治7年)~ 1965年(昭和40年)91歳没
大阪府出身 詩人
「文庫」の記者として詩欄を担当し、多くの詩人を育てる。また雑誌「女性時代」「詩人」を刊行するなどして口語自由詩を提唱した。詩集に『無弦弓』『塔影』など。
※前回「ゆずりは」の木を紹介した時、河井翠明の詩、「譲葉」ゆずりはを紹介しました。改めて河井翠明の紹介をします。やはり河井翠明の代表作は「譲り葉」です。。前回は前半を少し紹介したので後半を少し紹介します。
世のお父さん、お母さんたちは
何一つ持ってゆかない。
みんなお前たちにゆずってゆくために
いのちあるもの、よいもの、美しいものを、
一生懸命に造っています。
今、お前たちは気が付かないけれど
ひとりでにいのちは延びる。
鳥のようにうたい、花のように笑っている間に
気が付いてきます。
そしたら子供たちよ、
もう一度ゆずり葉の木の下に立って
ゆずり葉を見る時が来るでしょう。
遠藤 周作(えんどう しゅうさく)
1923年(大正12年)~ 1996年(平成8年)73歳没 小説家
随筆や文芸評論や戯曲も手がけた。
代表作に 『白い人』『海と毒薬』『沈黙』 『侍』『深い河』
蒸し暑いのか?家の中にいればいい加減・・・
今日も見ていただいて有難うございました。
では又~~